【サラリーマン格闘家】夜型社会人にオススメ!?筋肉を育てる『居酒屋栄養管理法』
■野菜やたんぱく質をがっつり夜中に食べるなら居酒屋がベスト
サラリーマンの夜のお供である居酒屋。
楽しく飲んで騒げるこの場所が、意外なことに筋肉を育てるのにも利用できるという。
そんな説を唱えるのは、趣味で格闘技を嗜み、アマチュア大会などへの出場経験もある出版社勤務のUさんだ。
「僕の仕事は、意外と夜中まで続くことがよくありまして。ジムは24時間やっている場所の会員なのでいいのですが、夜やっているお店となると、やっぱりどうしてもファーストフードの店が多くなってしまいます。そういうお店に行くと、どうしても炭水化物とカロリーを多めに摂取してしまうじゃないですか。だから、ちょっと炭水化物を少な目にしながら体を作ろうとしている時期なんかは、居酒屋に足が向いてしまうんですよね」(Uさん)
■タンパク質や野菜に限らずクレアチンやタウリンも豊富に摂れる
Uさんによれば、居酒屋のメニューは若干割高ではあるものの、体を作る上では悪くないものが揃っているのだという。
「例えば焼鳥なんかは、まずどのチェーンでもありますよね。ササミ串なんかはもうタンパク質の塊ですし、軟骨なんかもいい。あと、牛スジ煮込みなんかも、良質なたんぱく質がとれるし、根菜やこんにゃくがメインなのでカロリーも意外と低いじゃないですか。さらに、ファーストフードと違ってサラダも結構ちゃんとした量で出てきますし。もちろん、ポテトサラダやシーザーサラダじゃなくて、普通のサラダにしないとダメですけど」(Uさん)
さらに、つまみの代表格ともいえるあの食品たちも筋肉に嬉しいのだとか。
「定番メニューの中では他にも、スルメにはタウリン、刺身類にはクレアチンと、筋肉にいい成分が豊富に含まれていて、なおかつ高たんぱく低カロリー。あと、居酒屋のメニューって全部味が濃い目でしょ? 食事制限してる時って、どうしたって塩分が不足するんで、そういう意味でもまさに体つくりにぴったりなんですね」(Uさん)
■欠点が一つだけある、それは酒の誘惑
話を聞く限り、確かに居酒屋にはビルドアップをする上で魅力的な要素がいっぱいあるようだ。
だが、Uさんによれば、この居酒屋通いには欠点が一つだけあるのだという。
「大体、ジムで一汗かいた後に居酒屋に向かうわけですけど、どうしてもビールが飲みたくなってしょうがないんですよね。もちろん、大体いつもは我慢して、お通しも断るんですけどね。近くで楽しく飲んでる人たちとかいると誘惑に負けちゃって、ビール飲んじゃうんですよね。そうすると止まらなくなって、そのまま気付いたらご飯ものやら揚げ物やらをバンバン頼んじゃったりして台無しになる事も多々あるんですよ。次の日すごい後悔するんですけど、たまのストレス解消だと割り切る事にしてます(笑)」(Uさん)
…最後に本末転倒な話を聞かされてしまったが、Uさんの言う通り、正しく使えれば肉体を作る上で十分に使える居酒屋の食事。
使うかどうかは、あなた次第という事にしておこう。
(文・阿左美 賢治)