【ウェルター級】ミスターケトルベル、山田崇太郎が1Rフロントチョークで勝利!ZST.44
■2015年2月22日 18:00~(会場:ディファ有明)
“ミスターケトルベル”、山田崇太郎(総合格闘技津田沼道場)がZST.44に出場。
ZSTタイトルマッチルール/ウェルター級次期挑戦者決定戦/77.1kg以下契約(5分3R) にて、
“本能のリアルストライカー”久保輝彦(禅道会諏訪松本支部)と対戦。
1Rから得意のグランドに持ち込み久保選手の動きを封じながら、最後はフロントチョークで勝利を収めた。
試合後、会場にいた山田選手に筋肉バカドットコムの取材を受けて頂いた。
■筋肉の張りと艶から仕上がりの良さを感じる
セミファイナル(12試合目)として試合が組まれたZSTウェルター級タイトル次期挑戦者決定戦。
「あの2人、同じ階級だよね?遠近法とかじゃないよね?」と初めて見る観客がお決まりで驚くほどその筋肉サイズと筋肉コンディションの良さが際立つ山田選手がリングに登場する。
身長データは山田選手が175cm、久保選手が182cmであるため、階級が同じであれば山田選手の筋肉の厚みが勝り際立つのは当然なのだが、とにかくそれにしても筋肉の張りと艶からコンディション(仕上がり)の良さを感じた。
レース前の競走馬の毛並の艶、光沢、文句なしといったところだろうか。
試合前のZSTインタビュー(2015/02/12 にYoutube公開)では、組技に勝機があると自ら語っており、当然久保選手もこの映像をチェックしているはず。そして試合が始まった。
■(試合前ZSTインタビュー映像)ZST.44 Pre-Fight Interview【山田崇太郎】
■寝技に持ち込む山田選手
試合が始まり山田選手が間合いを詰め出すと、若干バックステップで距離を保とうとする久保選手。
そこに対しタックルを入れ上手くしがみついた山田選手に対し逃げようと久保選手が動くも、その動きを先回りするかのように、体重や脚をかけ体勢を崩し寝技へと持ち込む。
すると一気にアキレス腱固めに入り久保選手、万事休すかに見えたのだが、そのアキレス腱固めを気合で凌ぎ切る。
一息つき立ち技で戦いたい久保選手だが、間髪いれず再度グランドに持ち込む山田選手。
最後はフロントチョークが完璧に決まり山田選手の勝利となった。
■王者・濱岸正幸選手がリングに登場
試合後、ウェルター級王者の濱岸正幸選手がリングに登場。
目の前に立つ挑戦者決定となった山田選手にメッセージを送った。
濱岸選手「打撃でも寝技でも負ける気がしない。僕がZSTのチャンピオンということを証明したいと思います。」
山田選手「(濱岸選手は)礼のある、素晴らしい人間だと思います。でも僕は人間性で勝負する気はないので、濱岸選手の骨の音を聞きたいと思います」
相手選手の人間性を丁寧に褒め称えながら、そこでは勝負しないよ。
という山田選手の軽やかかつ遠まわしな自虐ネタはシュールな笑い好きにはたまらないポイント。
ウェルター級王者・濱岸正幸への挑戦者は、”ミスターケトルベル”、山田崇太郎に決まった。
【山田選手からファンへメッセージ】
筋肉バカドットコムのみなさんこんにちは、そろそろお馴染みになってきた頃でしょうか馴れ馴れしいんだよ山田崇太郎です。
はい、試合で使える筋肉を見せ付けてきました。
山田のオススメする格闘技の試合観戦の楽しみ方として躍動する筋肉を見る、というものがあります。
静止したポージングも悪くないですが動きの中で際立つ筋肉、いいと思います。
ストレートの際の上腕三頭筋や広背筋、ミドルキックの大腿四頭筋など見所満載です。
今回山田も試合でアキレス腱固めに手応え感じたのでカメラを意識して三角筋とハムストリングのカットを出したりしてました。
まあ意識しなくても動きの中でインパクトとか作る瞬間にいい感じで収縮するのでカット出るんですけどね。
その瞬間しか見る事の出来ない一期一会の筋肉を見逃さないように試合観戦へGO!
他のスポーツでもいいじゃん。
いや上半身裸で階級制で絞れててかつ筋量が豊富なスポーツって少ないでしょ!レッツ格闘技!
タイトルマッチは是非応援にいらしてくださいね!
(文:遠藤大次郎 写真:筋肉バカドットコム)