「筋肉があった方が絶対速いし、強いんです!」筋肉プロフェッショナル達による映画ヘラクレス『筋肉座談会』
(左:山田幸浩さん、中央:引地雄介さん、右:荒川孝行さん)
男なら誰もが憧れるギリシア神話最強の英雄ヘラクレスを、ハリウッド最強の男” ドウェイン・ジョンソンが演じる破壊力ケタ外れのバトルエンターテイメント作品、最強の豪快バトルアクション映画「ヘラクレス」のブルーレイ&DVD が2 月 25 日(水)にリリースされました。
■最強の豪快バトルアクション映画「ヘラクレス」
そこで日頃から筋肉やフィットネスを専門とするプロフェッショナルの方々が都内某所に集結。
「筋肉」をテーマとして映画ヘラクレスの魅力を熱く語る『筋肉座談会』が行われました。集まったメンバーは3名。
ルネサンス株式会社から日本を代表するボディビルダーとして活躍している山田幸浩さん、
プロレスラーに憧れてこの道に進んだセントラルスポーツ株式会社の東大出身のイケメン引地雄介さん、
そして株式会社 THINK フィットネス(ゴールドジム)より世界を相手に戦うパワーリフター荒川孝行さん。
日々、真剣に筋肉と向かい合う彼らは、映画「ヘラクレス」、そして主演のドウェイン・ジョンソンの筋肉はどのように見えているのでしょうか。
いざ、『筋肉座談会』スタートです!
■この映画は肉体を駆使したアクション映画。筋肉万歳!
筋肉のプロフェッショナルが集まった今回の「筋肉座談会」、その最初のポイントは「作品を見た感想や好きなポイント」から始まりました。
最初に飛びだしたのは、ゴールドジムのパワーリフター荒川さんの「筋肉万歳!って映画なんですよね、筋トレしている人にはたまらない」というマッスルトーク。
セントラルスポーツの引地さんも続けて「私も筋肉が好きなので、見ていて気持ち良かったです。この身体をしていて弱いわけがない!」と大興奮。
さらに日本を代表するボディビルダーであるルネサンスの山田さんも「新しいヒーロー像、新しい肉体派映画としてすごく新鮮でした」と熱く語るなど、三人とも主役のドウェイン・ジョンソンをはじめとして、映画全編を通して描かれる筋肉に大注目!
もちろん印象的なシーンとして三人がピックアップしたシーンは、筋肉やヒーローのかっこよさがいっぱい!
「ご飯を食べているシーンの腕がめちゃくちゃでかい!」(引地さん)や、ボディビルダーらしく「やっぱり腕と肩がすごい。しかも頭がすごく小さくて、体はどっしりとしていてバランスがすごく良くて印象的」という山田さんのご感想、「ライオンと決闘するシーンは、作り込まれててとにかくかっこいい!」(荒川さん)と皆さん絶賛です。
もちろん筋肉だけではなく、英雄ヘラクレスが仲間と共に戦っていく人間らしさや、チームの絆、生身の人間の想いなど、ヘラクレスが神格化された英雄ではなく、一般の人間の目線で描かれている斬新さなど作品の本質的な魅力についてもトークが止まりません。
■「ヘラクレス」の筋肉を維持するためには、とんでもない努力が必要。
筋肉のプロならではの目線で注目が集まったのは、この映画のために主演のドウェイン・ジョンソンがとてつもない努力をしているという点でした。
そもそも筋肉がつけばつくほど、カロリーをたくさん消費するため、普通に生活しているだけでは自然と筋肉が小さくなってしまいます。しかもアクション映画ですから、撮影だって相当に過酷なハズ。
ですから、ドウェイン・ジョンソンは、間違いなく撮影と同時に厳しいトレーニングをしていたハズ!というのが、三人の一致した意見です。そうじゃないと、あの筋肉は維持できない…と。
おそらく、アクションシーンを撮影する前には、なるべく消化スピードの早い食べ物を食べて頑張ったんじゃないか?すぐにエネルギーになるサプリメントも撮影に持って行ったんじゃないか?など、プロならではの観点から様々な指摘が飛びだしました。
■筋肉を美しく魅せるための光と影、そして力の入れかた。
彼はわかっている!そして最もトークが盛り上がったのは、ドウェイン・ジョンソンや映画スタッフたちが、 どうすれば筋肉が美しく見えるのかについて、考えに考えて、計算して映画がつくられている!という点です。
「筋肉を魅せるためには、肩と腕にインパクトがないと!」と語るのは、まさにその道のプロである山田さん。
ヘラクレスが吠えながら棍棒を構えるシーンについても、「横から見た時に、迫力があって筋肉が目立つように、手の向きや角度、光の当たり方など絶対に計算している。
光が上から当たる事で筋肉のスジに陰影が できて、迫力が増すんです。
それになにより、この形だと腕が一番太く見えるんです」と、さすがの指摘です。
さらに、ヘラクレスが王に接見するシーンについても「このシーンのドウェイン・ジョンソンは、ただ立っているのではなく、全身の筋肉に力をいれて、腕を曲げ、肘の位置を少し上げ、手もかるく握っている。
この姿勢は楽じゃありません。
力を抜いて立っているだけでは、こんな風には見えないんです」と、ポーズの熱い解説がはじまりました。
ヘラクレスがただ立っているように見えるポーズでさえ、それだけの工夫や努力があったからこそなんです。
さらにプロの解説は続きます。
「このポーズの足ですが、ちょっと力をいれて踏ん張ることで、ここの筋肉が浮き出て かっこよく見えるんです」
「だから、最後にどっと疲れたという彼のコメントは、本当にいろんな意味があったのか なと。激しく動くアクションシーンはもちろん、さっきみたいに立っているポーズでも、かなり疲れたハズです。き っと、力を抜ける時間や気を抜く時間というのは、カメラが回っていない時だけだったんじゃないかなって思います」
■飛んだり跳ねたりに混ぜて、こっそりプロレス技も演じてるよね(笑)
「魅せるといえば…」という事で話題が広がった先は、ドウェイン・ジョンソンが、かつて“ロック様”としてアメリカ中から熱い注目を集めて大活躍していたプロレストークです。
「総合格闘家やプロレスラーって、首や肩にかけての僧帽筋や三角筋が、一般の人とは全然違うんです!プロレスラーの頃は、その筋肉がここまで目立っていた印象は無かったんですが、今回の映画ではそこが物凄いと感じましたね。男として憧れる部分です!」とプロレスファンらしく、熱く語りだしたのは引地さん。
トレーニングをはじめたのも、「プロレスの大きな大会を見に行って、男として生まれたからにはこうありたい!」と憧れたのがきっかけだそうです。
しかもプロレスや格闘技に対して三人とも造詣が深いのか、どんどん話題が広がります。
山田さんは「プロレスラーはバトルをしなければいけないので、魅せる部分と戦う部分では大きく違うところがありますね」とズバリ。
荒川さんは、ドウェイン・ジョンソンの動きに注目です。飛んだり跳ねたり激しいアクションについて、「わざとピョンピョン跳ねてるかなって思います(笑)昔の筋肉スターって、重く無骨なカッコよさがありましたけど、でもそれだと筋肉がつくと動きが遅い!って言われちゃう。
そのアンチテーゼで、狙って軽やかに飛んでるんじゃないかと。しかも劇中で、プロレス技、ちょっと出してますよね。たぶんファンは「これは!」って思うハズです(笑)」
■筋肉キャラが「かませ犬」みたいな風潮、ホントは絶対そんな事ないから!
トークのクライマックスには、筋肉やトレーニングに深い知識と愛情をもつプロだからこそ、熱い思いが飛びだしました。まずはプロレスファンの引地さんが口火を切ります。
「これはぜひお話ししたかったんですけれど、昨今のゲームとかアニメとかで、筋肉キャラって少しかませ犬的な立ち位置におさまってしまう風潮があるんですが、絶対 そんな事ないですから!筋肉があった方が絶対速いし、強いんです!」
その本音トークに荒川さんも「筋肉があると速く動けますよね」と続きます。
盛り上がる二人に山田さんからも「プロレスラーってすごいですよね、あれだけの重みがあって、あれだけ動けるのはホントにすごい!」最後にはトレーニングについて、プロからのメッセージをいただきました。
「トレーニングにはいろんな方法があって、どれも間違いはないはずですから、まずはやってみて自分にあうと思うものを続けていけばいいと思います」(山田さん)
「普段から姿勢を気にする事で、骨格のゆがみなんかもちょっとずつ是正していく事ができます」(引地さん)
「月に一回運動するかしないか、それだけでも大きな違いが出ると思います。意味がないとは全く思いません!定期的に着実に積み上げていくのが、トレーニングの一番の近道です」(山田さん)
筋肉プロフェッショナル達が映画ヘラクレス、そしてハリウッド最強の男”ドウェイン・ジョンソンの筋肉について熱く語りまくった後、最後にはやはり誰にとっても身近なトレーニングや運動の重要性について語りあうところがなんとも素晴らしい。映画ヘラクレス、ブルーレイ&DVDリリース記念で行われた素敵な「筋肉座談会」でした。
■映画『ヘラクレス』公式サイト
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(情報提供・株式会社フロンティア・エンタープライズ様)