【又吉克樹】高校時代はMAX110キロ台だった!侍ジャパン第1戦目(欧州との強化試合)勝利投手『又吉』の成長っぷりが凄い!
又吉克樹(またよし かつき)
出身地 沖縄県浦添市
生年月日 1990年11月4日(24歳)
身長 180 cm 体 重 74 kg
(参考:wikipedia)
3月10日に行われた侍ジャパン強化試合(1試合目)、日本4-3欧州の試合にて勝利投手となったのは、
サイドハンドの又吉投手ですが高校時代はなんとMAX110キロ台であったことはご存知でしょうか?
侍・小久保監督 ヒーローは又吉!
「侍ジャパン強化試合、日本4-3欧州」(10日、東京ド)
侍ジャパンが鮮やかな逆転勝ちで、2015年初戦を飾った。小久保監督は劇的勝利に「データが少ない中で対戦するのは難しい。八回に又吉(中日)が完璧に抑えて流れが日本にきたかなと思います」と、4番手として登板し八回を三者凡退に抑えた又吉をヒーローに挙げた。独立リーグ・香川オリーブガイナーズ出身の2年目が、侍ジャパンでも存在感を発揮した。
(引用:http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2015/03/10/0007807744.shtml)
これで侍ジャパンの勝利投手… 何が起こるか分からんもんやね pic.twitter.com/tzoJ7Y362b
— しゅん北@QVC→大阪 (@again0505shun) 2015, 3月 10
■環太平洋大学に進学。しかし入学時のストレートは110キロ台
西原高校時代は、セカンドが本職であったが、コントロールが良いことから打撃投手を任命される。
当初は上から投げていたが、毎日200球近く投げるうち現在のフォームに。西原高時代に甲子園出場は無し。環太平洋大学に進学。入学時のストレートは110キロ台であった。
一般的に身長160センチ台でセレクション(入部テスト)時にて110キロ台のスピードやキレだとすれば、大学の野球部に入部すらできないかもしれません。
しかし、やはりコントロールなど又吉には光るものがあったのでしょう。無事に野球部に入ることに。
そして問題はここからです、そこからの身体と投球能力の向上っぷりが尋常ではないのです。
■大学で身長と球速が激伸び!
高校時代160センチ台であった身長は10センチ近く伸び、体重も10キロ増え、球速も138キロに伸びていった。
身長が伸びる事に関しては運ですが、一生懸命に練習しその身体に比例するかのように大学時に球速向上。
30キロ近く向上するのは投げている本人ですら体感的にはもう別人です。
■独立リーズでさらに能力開花!コントロール健在でMAX148キロへ鬼の成長
独立リーグ・四国アイランドリーグplusのトライアウトを受験し合格。入団1年目ながら、キレのあるストレートとスライダーなどを武器にエースとして活躍、2013年シーズンの成績は13勝4敗、防御率1.64で最多勝のタイトルを獲得。球速は148キロに急成長を遂げた。
最後はもう漫画のような成長レベルにて独立リーグで圧倒的な結果を出している又吉。
その後、中日ドラゴンズにドラフト2位指名され、その実力は手が付けられない一級品であることが証明されます。
そして今回、侍ジャパン選出となりました。
そのキレ味っぷりが分かる動画、又吉三振集はこちらです。
■中日ドラゴンズ2014 又吉三振集 Japanese baseball Chunichidragons
サイドハンドの低い位置から150キロ近くの伸びあるキレあるボールは、
エリート経験を積んだ野球人でも、めったに経験できるような球の軌道ではなく、打者にとっては打ちにくさ満点の恐ろしいボール。
業界用語で「球が浮きあがる(ホップする)」、と表現する事がありますが、この位置に球が来ると打ちにいってバットを振ると、球がグワーッと上に浮き上がる感じ(変化幅)が上投げの投手よりも大きくなります。
上に浮き上がる150キロの変化球と言った方がいいかもしれません(笑)
年齢的にも若いですし、1軍ですでに大活躍している又吉。
さらに侍ジャパン抜擢され、これは圧倒的なハイスピード出世だと思います。
まったく回り道ではなく、素晴らしい着実なる道のり。
■中日又吉、侍ジャパン入り
欧州代表
との強化試合(3月10、11日・東京ドーム)の選手26人を発表し、浦添市出身でプ ロ野球中日の又吉克樹投手(24)=西原高―環太平洋大―四国アイランドリーグplu s香川=が選ばれた。
高校時代に球が遅いとかで悩んでいる投手や野手も、トレーニングを積んでいずれ又吉のようなキレある球を投げられる可能性があります。外野手であれば捕殺ができるようになるかもしれません。
つくづく人間の身体の成長の可能性、そして運動能力向上の世界は凄いですし面白いですね。
(文・編集部)