【神奈川県】ノーシードの横浜高校が決勝へ、増田 珠(1年)「横浜に進学したのは(渡辺)監督がいたから」

 

横浜、延長サヨナラ勝ちで甲子園へあと1勝

横浜が準決勝の桐光学園戦で延長十回にサヨナラ勝ちし、甲子園へあと1勝に迫った。2-3の七回に増田が起死回生の同点本塁打を左翼席にほうり込み、十回1死二塁の好機で石川が決勝の右越適時打を放った。

(引用:http://www.sankei.com/sports/news/150727/spo1507270041-n1.html

 0017 - 【神奈川県】ノーシードの横浜高校が決勝へ、増田 珠(1年)「横浜に進学したのは(渡辺)監督がいたから」

(出典:http://news.biglobe.ne.jp/ 時事通信社)

 7月27日の準決勝、ノーシードの横浜高校が桐光学園を延長の末、サヨナラ勝ち。決勝へと駒を進めた。

この試合、横浜高校は着実に点を重ね2-0で試合を進めるも、追加点をなかなか奪えず6回の守備でピンチを迎える。

 一死満塁になり横浜高校の投手交代、エースの藤平を投入するものの、桐光学園に3点を与え2-3と逆点されてしまう。追加点の1点が欲しいと思っている中で一気に失った3点。横浜高校は逆境を迎える。しかし、この嫌な試合の流れを救ったのは、7回の攻撃で打席に立つ1年生の増田選手だった。7回の裏、増田は桐光学園の投手から同点となるソロホームランを放ち、チームを盛り上げ、そして延長戦へともつれ込ませたのだ。この1年生の増田選手、明らかに只者ではない。

 

■増田選手侍ジャパン15U代表の4番を打った逸材

 1年生で横浜高校のレギュラーである時点で、只者ではないのは間違いないが、この増田選手は、侍ジャパン15U代表の4番を打った逸材なのである。長崎県出身で、渡辺監督の元でプレーするため神奈川県の横浜高校に進学。1年春から1番バッターとしてレギュラーで出場し、渡辺監督も「ものが違う」と絶賛されている選手なのだ。あの場面でホームランを放つ能力があるのもうなずける。

横浜高校がこの準決勝の激闘に勝利したあとのインタビューで、増田選手はこのようにコメントしているという。

「横浜に進学したのは監督がいたから。1日でも長く一緒に野球をしたい」

 

■今夏で渡辺監督は勇退する事が決定している

 横浜・渡辺監督が勇退…プロ入りした教え子は50人以上

甲子園で春夏合わせて5度の全国制覇を誇る横浜(神奈川)の渡辺元智監督(70)が、今夏限りで退任することが14日、明らかになった。高齢に加え、近年は体調不良に悩まされることが多く、ユニホームを脱ぐことを決意した。甲子園歴代3位タイの51勝を挙げている名将は今後、同校野球部の終身名誉監督としてサポート役に徹する。(引用:http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/05/15/kiji/K20150515010350150.html

 

 増田選手が渡辺監督と今のようにグランドで試合ができるのは、今夏かぎり。そのコメントである、1日でも長くという部分の意味は深く重い。明日の決勝戦も増田選手の打撃は見逃せない。

 

■2015/7/20 増田珠 (横浜高校) 県立相模原戦の全打席 1年夏

長崎県出身 増田 珠 ( 横浜高校 ) 1年

外野手/ 177.0cm73.0kg 右投右打

侍ジャパン15U代表の4番を打った逸材。横浜高校では1年春から1番バッターとしてレギュラーで出場し、渡辺監督も「ものが違う」と絶賛。

横浜vs桐光学園 2015年夏の大会 第97回選手権神奈川大会 準決勝

1年生ながら横浜のセンターを守る増田。守備範囲の広さ、地肩の強さ、打撃の正確性はとても1年生とは思えないレベルだが、そして遠くへ運ぶパワーもある。

(引用:http://www.hb-nippon.com/kanagawa/report/1420-hb-kanagawa-game2015/13640-summergame

 

いよいよ、28日は決勝戦。ノーシードから勝ち続けてきた横浜高校と東海大相模が火花を散らす。

神奈川県決勝の場所は横浜スタジアム、13時より試合開始だ。

 

(文・編集部)

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