【噂の代打】滑川総合、馬場優治選手(3年夏)の動きがファンキーすぎてやばい!【全球の見どころ】
2015年 7月23日 上尾市民球場 5回戦(埼玉県大会)
試合終了 埼玉栄 3‐2 滑川総合
筋肉を鍛え、どう動かすのか、高校球児代打での輝き!一見の価値あり!
【7回表 代打馬場!】
今年も全国各地で行われている高校野球の県予選大会、7月23日、埼玉県でも強豪がひしめく5回戦が行われた。名門、埼玉栄高校と戦う滑川総合高校の試合、そこでとてつもなくファンキーな選手が代打で登場していたのでご紹介したい。
場面は7回表、滑川総合が1-3で負けており、0アウトランナー1塁の場面。ゲームは終盤であり追加点を取り、なんとしても追いつきたいシーン。そして願ってもないチャンスである。
そこで代打、馬場!がコールされた。すると徐々に、球場が独特の空気に包まれていく…。
理由は打者である滑川総合の馬場君が、とにかくファンキーすぎる為だ。その一部始終を是非ご覧頂きたい。
■【フル動画】滑川総合 馬場優治選手(3年夏)
【全球の見どころ】
■打席に入るなりバットをベースに垂直に立てて、準備運動をはじめる(10秒~13秒)
映像では見えにくいが、確かに立ててバットを置いている。
緊迫した試合で、こんなことをするシーンはめったに見ることができないが、そこから馬場ワールドがスタートする。
■初球に入る前にまずは全力でバットを回しまくる(13秒~21秒)
始めて見る者を圧倒するバット回しが始まる。そして最後は相手投手にバットと手をかざし、威嚇していく。
■初球はボール。相手ベンチと会話しようとするも、こっちのサインを見ろと自チームのベンチから注意されてテンパる
初球はボールとなり、余裕をかまして相手ベンチ(敵チーム)とコミュニケーションをとろうとするも、ランナーがいるために、サインをみろ!と注意されてすぐ振り返る馬場選手。その物腰の低さから、ファンキーながらも謙虚さが伝わってくる。
■ 2球目もボール。豪快に横えびぞりジャンプをかまして3球目に備える
■3球目はレフト方向にファールを打つ。これでプレイまで時間が生まれ、死ぬほどバットを回す。(1分22秒前後)
ファールを打つと少し時間が空く、ここぞとばかりに、天才的なバット回しの一連のコンボをかましはじめる馬場選手。一番華のあるシーンだ。
■4球目はストライクを見逃して2-2に。ランナーは盗塁を決めて、指でナイスと合図を送る。
ランナーが盗塁し、見事にセーフになる。馬場選手がタイムリーを打つお膳立てをする。
この成功に、馬場選手は嬉しさを隠し切れず、ランナーに良くやったというべきニクい合図をおくる。
■追い込まているものの得点圏にランナー。改心の威嚇ポーズを決め気合十分!キャッチャーが笑う (1分50秒~)
追い込まれつつもタイムリーのチャンス、気合は十分だ。
■5球目は再度レフト方向へファール。そのボールの行く先を確認して、アウトにならない安堵感をポーズでアピールする。
粘る馬場選手。
■6球目もファール。テンションがピークに達し、左右にエビ反りジャンプを繰り返す。(6回連続ジャンプ)
さらに粘り、テンションが上がりすぎて連続ジャンプを披露する。
足腰の身軽さが伝わってくる。短距離は相当速いのではないだろうか。
■7球目もファール。粘りに粘る。ピッチャーにドヤ顔で粘り強さをアピールし指を指す。
7球目を粘るのはかなりバットコントロールの持ち主であることが分かる。今日一番のドヤ顔が登場する。
■最後は内野ゴロ。進塁打を放ち、ランナーを進める。
惜しくも馬場選手は内野ゴロになるが、最低限の仕事となるランナーを進めることができた。
7回はこの後他の打者間で1点を取り、2-3の1点差まで詰め寄ることが出来た滑川総合。
チームは敗れたものの、代打でチームの流れを変えるパフォーマンスを見せてくれた馬場選手。
このすばらしいムードメーカー、馬場選手に心から拍手を送りたい。
(文・編集部)