【特別コラム・山田崇太郎さん】 『Shut up、and Squat!!』(黙ってスクワットをしろ!!)
はい今回はスクワットについて語ります。
さて前回からこっそりひっそり登場してるほのちゃんはほっそりしたのでしょうか?
”A New Warrior has Entered the ring”
(新しい戦士がリング(山田コラム)に入って来た)
ほのちゃん登場
「おい山田、私がデブキャラにしか見えないだろ!あの書き方だとほのちゃんを見た読者が脂っこいもん好きでメンチカツ食べながら痩せたいとかほざいてる勘違いデブ女って認識するだろ!ほのちゃんはデブじゃないって訂正しとけ!」
と口汚く山田を罵るほのちゃん。
山田 「・・・あれ、俺Mなのかな、そんなに嫌じゃないぞ?」
山田 「はい、ほのちゃんはデブじゃないです。バーピーと食事制限でちょっとスッキリしたほのちゃん。
165センチ50キロの一般よりやや細めの普通体型。デブが好む食事が好きなだけでデブじゃないです。
でもなんか腹ぽちゃで脚も肉付きいい感じの安産型ほのちゃん。
私はそういう体型好きですけどね。」
ほのちゃん 「うるせー、この脚がコンプレックスなんだよ、これどうやったら細くなるの?」
山田 「基本的に部分痩せをするっていうのは難しいといわれていて食事制限や有酸素で落としていけばいいんじゃないかな?」
ほのちゃん 「私が求めてる答えと違う!そんな理屈とかいいからどうしたらいいの?それに痩せたら胸小さくなっちゃうじゃん!」
山田 「・・・・。」
(今だってせいぜいBくらいじゃないのかな、、、、)
ほのちゃん 「おい、山田、今何考えた?わかるんだから!その自分の方が胸あるよ、みたいなジェスチャーやめろ!これでもバストアップ吸引器を毎日使ったり豆乳飲んだりプエラリア飲んで大きくなったんだから!」
山田 「・・・・。」
(涙ぐましい努力をしてるほのちゃん。もし巨乳になったら胸を露出した服装で男の目を釘付けにする、と夢を語ってました。
それはシリコンでも入れるしかないね。とりあえずベンチプレスでもやったら山田くらいにはなれるよ。)
ほのちゃん 「私の胸はいいからどうしたら脚が細くなるの?山田トレーナーでしょ、教えてよ。」
山田 「いやだからさっき部分痩せは、、(これは女によくある相談というカタチを取っていながらただ相手に協調や同意を求めるのみで本当の答えを求めてない理不尽パターンか。こういうときは相手が求める答えを返しておくか、、、)いや、ほのちゃん足細いよ!大丈夫だって!」
ほのちゃん 「いや、そういうのいいから。太いから。細くなる方法教えてよ」
山田「よしスクワットしなよ!」
ほのちゃん 「めんどくさくなって適当に言ってるでしょ!わかるんだから!」
山田「いやスクワットは本当に効果あるよ!消費カロリーも大きいし脚だけじゃなくお腹にも効くしトレーニングの王様って言われてるくらいなんだよ」
ほのちゃん 「なにそれウケる 笑 でもスクワットってキツイから私嫌いなんだよね、」
山田 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
(ナマケモノほのちゃん。だからぽちゃなんだろ・・・この胸に吸引器使うとか化粧とかかなりめんどくさそうなそういう努力は惜しまないのに肉体的な苦痛に対する耐性が弱いのはなぜなのでしょう?)
山田 「だから痩せないんだよ・・・・(小声)」
ほのちゃん 「今何つった?また私のことデブ呼ばわりか!山田こないだも美人女医の西川史子に似てるとか言ってきたけどそれ悪口だからね!お母さんに話したらあのハゲはうちのほのちゃんをブス呼ばわりするの!って怒ってたんだから!」
山田 「(ハゲも悪口だろ・・・・)まあスクワットやろうぜ!ほらこうやってしゃがんでみて。」
ほのちゃん 「深くしゃがむとキツイ~しゃがみ浅くていい?」
山田 「いや、男なら黙ってフルスクワットだろ、オリンピアを何度も制覇したロニーコールマンだって、
『Shut up、and Squat!!』(黙ってスクワットをしろ!!)って名言を残してるんだぞ」
■Ronnie Coleman Dancing(cool) – Best Hip-Hop
ほのちゃん 「いや、私女だし。そのシャラップなんちゃらって山田が着てるダサイTシャツに書いてあったやつ?メッセージ性の強いTシャツとか私嫌いなんだよね~」
山田 「いいからしゃがむ!深くしゃがむと脚もいい形になるしお尻にも効くから!」
ほのちゃん「大声出すの止めてくれる!こわいじゃん!!」
山田「もはやお前のほうが怖いわ!」
ほのちゃん「は、今お前って呼んだよね?お前って名前じゃないし。私お前って呼ぶ人嫌い!」
山田「Shut up、and Squat!!!!!!!」
【スクワットの効果】
はい、スクワットについて説明します。
基本は肩幅で立ちつま先と膝を外側に30度開き深くしゃがんで立ち上がります。
これだけ。言葉にすると簡単なのですが、このスクワット、奥が深いのです。
自体重で行うものから始め筋力がついてきたらバーベルやケトルベルで負荷を漸増的に増やしていくといいでしょう。ダイエットにも効果的です。
腹筋500回=スクワット15回で得られる筋肉量がイコール(この腹筋がシットアップなのかクランチなのかわかりませんし、加重の有無等イマイチ条件下が不透明ですが)といわれるくらいのものです。
体の中でも一番大きい筋肉である大腿四頭筋や臀筋や体幹部、バーベルの保持に使う腕まで本当に全身の筋肉を刺激するスクワットです。
成長ホルモンの分泌も多く腕を太くしたい人も腕のトレーニングだけでなく脚のトレーニングも行ったほうが腕の筋肉の断面積の増加が大きかったエピデンスもあります。
スクワットによるホルモン分泌などで全身に効果が波及するんですね。
【スクワットのバリエーション】
自体重で行うスクワットとバーベルケトルベルを持って行うスクワットではフォームや重心が変わります。
膝をつま先より前に出すなという説がありますが、自然な範囲で膝が前に出るのは問題ありません。
(膝を前に出すな、っていうのはモーメントアームの関係、膝の角度が鋭角になりにくい、ハムの関与が大きくなり膝の負担が軽くなる、股関節の筋群の関与が大きくなるというメリットがあるため。後は不特定多数に指導するスポーツジムのリスク管理を考えたマニュアルの影響と思われます。)
というより自体重だと重心の関係で極端な前傾姿勢を取らないと膝が前に出やすくなります。
バーベル担ぐと重心の釣り合いが取れるので。
オーバーヘッド、フロント、スプリット、ジェファーソンなどスクワットのバリエーションはたくさんあります。
いろいろチャレンジしてみましょう。
山田 「Shut up、and Squat!!」
ほのちゃん 「私お前って呼ぶ人嫌い!」
山田 「Shut up、and Squat!」
(文:山田崇太郎)
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