【パワーリフティング集中連載】栗原 弘教「骨格とか人種とかがあまり関係ないのも面白い」
インタビュー日時:2017年5月15日(月)
場所:東京都目黒区三田2-1-12 Master Mind
今回パワーリフターが集まりインタビューが行われた場所は東京都目黒区にあるジム「Master Mind(マスターマインド)」。Master Mindは一般的なジムでありながら、パワーリフティングの高重量トレーニングもできるという特徴を持つジム。さらに、オーナーは自らがコンディショニングトレーナーでありながら現役のパワーリフターでもあるという。体を鍛えたり整えたりする場所「ジム」を提供しつつパワーリフティングの超筋力の世界も知る存在として、見えていること、大切に考えていることについて話を伺った。
■栗原 弘教(Twitter: @kuririn_h )
トレーニングジム「Master Mind」オーナー、コンディショニングトレーナー。
──なんと栗原さんはトレーニングジムのオーナーでありながら、自身もパワーリフティングのプレイヤーなのですね。
そうですね、はい。パワーリフティング自体はまだ歴も浅く、僕はみなさんみたいに強くはないんですけど(苦笑)
──こちらのジムには、パワーリフティング選手の方はよく集まっておられるのですか?
9割方は一般のクライアントさんですね。あとは何人かアスリートの方もいらっしゃってます。パワーリフティングジムというわけではないです。
──ご自身もパワーリフティングの大会に出られているので、実際にこのように選手との繋がりもできているということですね。
はい、そうですね。
──栗原さんが感じるパワーリフティングの魅力を教えていただけますか?
体重で階級が分かれているので、結果に言い訳ができない、強い人が純粋に決まる、というところが魅力だと思います。骨格とか人種とかがあまり関係ないのも面白いなと思いますね。
──「ジム」や「トレーナー」として大事にしていることは何でしょうか?
トレーニングで一番大切なのがBIG3。ベンチプレス、スクワット、デッドリフト。基本的に、どういう目的のクライアントさんでもその三種目は必ずやってもらうようにしています。やはり体のベースのトレーニングですから、どの分野でも活きます。
──トレーナーとして、ジムのオーナーとして、今後どういった貢献をしていきたいか、ジムをどのような場所にしていきたいか等をお聞かせください。
おそらくコンディショニングという括りになるのですが、一般の方にとっても、どんな競技のアスリートの方にとっても、「体が動きやすい状態」をしっかり作ってからベーストレーニングをするというのが大切だと考えています。あるべきところに骨格が乗っているかとか、まずは筋肉がうまく活動するような状態をしっかり作ることの大切さを多くの人に認知してほしいですし、そういう大切さをちゃんと発信できる場所でありたいなと思っています。
(インタビュアー・富樫重太 文・取材班 編集・マッスル剛志)