ジョークなど「笑い」を取り入れた筋トレの研究、満足度調査96.2%が「ただのトレーニングよりも、笑いがあるほうが楽しい」と回答
「笑い」を取り入れたトレーニング 高齢者の健康増進に役立つ
研究者らは、「笑い」によって筋肉がより強化され、リラックスすることで疲労回復も高まるとした研究があることに注目。ハードなトレーニングをするわけではない高齢者でも、笑いを取り入れることで、何らかの健康上の利点があるのではないかと考え、今回の研究に取り組んだという。
(中略)
2016年8月4日、米国老年学会誌「The Gerontologist」オンライン版に掲載された。
トレーニーは、ビギナートレーニーの為、自らの筋肉の為に、面白トーク・一発芸を磨いておく必要があるかもしれない。米ジョージア州立大学の研究者らは「笑い」によって筋肉がより強化され、リラックスすることで疲労回復も高まるとした研究があることに注目。身体トレーニングプログラムに「笑い」の要素を取り入れることで、メンタルヘルスや持久力を改善し、自立した日常生活への自信を高めることができるとする研究結果を発表した。
■ジョークなどを交え、参加者を笑わせるプログラム
研究では高齢者27人を対象に、筋力と身体バランス、柔軟性を鍛える中強度のトレーニングと共に、ジョークなどを交え、参加者を笑わせるようなイベントを組み合わせたプログラムを提供した。
その結果、笑いを取り入れたグループは、通常のトレーニンググループに比べて、筋力や持久力の改善があり、トレーニングをした高齢者も「もっとさまざまな物事に、前向きに取り組んでみたい」といったメンタルヘルスが改善もみられた。また、「自分の力(筋肉)で生活することができる」という自信の獲得も確認されたという。
【満足度調査】
96.2%が「ただのトレーニングよりも、笑いがあるほうが楽しい」
88.9%が「笑いがあることでトレーニングに参加しやすい」
89%が「他の運動(トレーニング)もやってみたい」
圧倒的に運動やトレーニングへの意欲が高まっている。
■笑いの大切さを熟知しているトレーニー
笑いの大切さを熟知しているトレーニーといえば、過去に記事としてとりあげた、「三ビルドの破壊力」がある。 もちろん、笑いには好みがあり、意見が分かれるところだが、小島よしお、なかやまきんに君、オードリー春日の3名はいずれも笑いの大切さを熟知しているトレーニーであり、この時には1発芸が揃うことでの可能性を披露した。
彼らならば、筋トレのアップ、クールダウンの時、そしてちょっとした休憩中の何気ない事に対し面白さを見出し、ニヤニヤしている可能性は高い。その結果、筋トレ時間を人よりも長く楽しめ、ハードスケジュールの中、無理なく筋トレを継続できていると思われる。
【三ビルドの破壊力】「ぴ~や!」「パワー!」「トゥッース!」マッスルスリーの1発芸が面白い
日本には「三本の矢」、「三人寄れば文殊の知恵」など、3人が力を合わせる事で強くなる、知恵が出ることを意味することわざがあるが、これは現代に新たなことわざが1つ誕生した瞬間なのかもしれない。2016年1月2日に放送された「ザ・イロモネア」。この番組内で「マッスルスリー」というチームが登場していたのはご存知だろうか。
部活などでもそうだが、ふとしたときに笑わせてくれる面白い先輩や仲間がいるとありがたい。辛くハードな練習が続いていても不思議と継続でき、その結果、思わぬ筋力アップが期待できるからだ。プレースタイルにも幅が出る。たとえば監督などのモノマネが上手い先輩などが1名はいたのではないだろうか?
お笑い芸人選手が帝京高校野球部、前田三夫監督のモノマネを披露~360°モンキーズ杉浦双亮・愛媛マンダリンパイレーツ~2016年2月https://t.co/UueCoVsaZE
— 筋肉バカドットコム (@kinnikubaka) 2016年10月1日
また、サーキットトレーニングなどで必死に追い込みタイムを競っていたとき、腹筋ゾーンで隣の仲間が腹筋と同時に「プッ!」とおならを出してしまったら、それは本日、限界突破に向けての前準備、リラックスの最大のチャンスだ。仲間の為にも全力で笑い転げ疲労回復、次なるトレーニングで筋肉をさらに追い込もう。
(文・編集部)