【特別コラム・舟橋 立二さん】『Break down』パフォーマンス向上に必要なことは個々で違う
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舟橋 立二さんのプロフィール:(CSCS, JATI-ATI, FA Medical Level2)
トレーニング指導・トレーナー派遣のADP :http://adptrainers.com/
日本に帰国し、日本大学バスケットボール男子・女子部のヘッド・トレーナーとして日本一(男子のみ)を経験する。 その後、三菱重工相模原ラグビー部にて5年間ヘッド・トレーナーを務め、現在はプロバスケットボールチーム東京エクセレンスのメディカル・スーパーバイザーとなり、2013-2014シーズンで優勝に貢献する。また玉川大学サッカー部のストレングスコーチ、ロンドンオリンピック代表でアジア大会2014の銀メダリストの土居愛実(セーリング)の専属トレーナーとしても活動する。
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アスリートへのパーソナルトレーニングの目的は、ほとんどパフォーマンス向上です。
スポーツによってパフォーマンス向上というのは何を指しているのかは、それぞれ違います。
そしてそれは個々によっても違います。
どこの修正し、伸ばしていくことが、その選手のパフォーマンス向上につながるのかしっかりとして分析が大事です。
《スポーツの違い》
各スポーツによってパフォーマンス向上という結果につながる技術は異なります。
例えば、サッカーのFWであれば「点を決めたい」というパフォーマンス向上を目的にした時は、「ボールを正しく蹴り、そのパワーをつける」ことがメインになるかと思います。
※ここでは、シュートへのポジショニングなどは省きます。
ではそのボールを正しく蹴り、パワーを付けるには、どこの関節が関わってくるのか、そしてどの筋肉の柔軟性が必要なのか、細かく分析していきます。
これを私たちは、『Break down』と呼んでいます。
そしてそれにはスポーツやポジションという枠以外にも関わってくるものがあります。
《個々の特性》
同じサッカーのFWでも今までのプレイスタイル、生活環境などによって個々で特徴があります。
同じ「ボールを正しく蹴り、そのパワーをつける」という目的でもその選手の特性により関わってくる関節や筋肉、固有受容器などが変わってきます。
それを正しく理解し、その個々に合わせたトレーニングメニューを作成することが重要です。
つまり、★その人の何を改善し、伸ばすとパフォーマンス向上するのか★
がポイントで、サッカーのシュートをうまく強くなるのは、このトレーニングという決まったものがあるわけではないのです。
このように同じスポーツやポジション、そして目的が同じであっても選手個々によってメニューは違ってきます。
ましてや進み具合も違ってきますので、何日経ったらこのメニューなど「料理本」のようなものはありません。
型にはめない、正しい知識のもと柔軟な発想と発想力、ひらめきがパーソナルトレーナーには必要な要素です。
(文:舟橋 立二)
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