このエントリーをはてなブックマークに追加 2018年3月6日 | FITNESS, タイムライン, トレーニング, 取材 |

謎の精鋭トレーナー集団「SHAREZ(シェアーズ)」に迫る、代表・岡崎秀哉さん「凄いチームをつくりたい」

(日時:2月5日10時30分 場所:東京都渋谷区「Shibuya Fitness Sharez」)

 

 東京都渋谷区某所、ここには広告を出さないことをポリシーとするトレーナー集団「SHAREZ(シェアーズ)」がいる。彼らのパーソナルトレーニングを受けるには口コミ、トレーナー個人のSNS、または「SHAREZ」が運営するメディアサイトに辿り着く必要があるという。まるでウォーリーを探せばりのジム発見難易度である。しかし俄然興味がわく。彼らが露出の選択肢の1つである「広告」を使わないのは何故か、そして謎のトレーナー集団「SHAREZ」を知るべく筋肉バカは情報を集め渋谷へとダッシュした。

 

(左:記者 右:SHAREZ 代表・岡崎 秀哉さん)

 SHAREZを運営する合同会社ビーサバイの代表、岡崎 秀哉さんに会い、話を伺うことが出来た。岡崎さんはトレーナーでもある。取材中、プーマの服を身にまとっていたが、その肉体は確実にビルドアップされているに違いない。(気配)

 

■凄いチームを作ろう、「SHAREZ」誕生

 「シェアーズという名前ですが、シェアリングエコノミーである「シェア」と、「Z」これはドラゴンボールZなど、究極や最終形態という意味の「Z」をくっつけた造語です。個人で有名なトレーナーさん、カリスマトレーナーさんというのは世の中に存在していましたが、凄いチームって無いぞと思って「SHAREZ」を作ろうと思いました。これはビジネスライクな発想ではなくて、単純に凄いチームをつくりたいなという。ノリに近いものでした。現在の在籍トレーナーは16名で運営スタッフが2名います。ジムとしては女性用、男性用に分けた直営店が2店舗あります」(岡崎さん)

 

(SHAREZ 受付風景、手ぶら来てもプロテイン摂取ができる安心感を放つ)

 

――お客さんはどのようにして、ここに辿り着くのでしょうか

 「自社でメディア運営をし、トレーナー達もそれぞれSNSをやっています。この場所はビルとの契約上、名前を出していますが、広告とか看板は基本的には出しません。男性専用のジムについては、まず近くを通ってもわからないと思います(笑)。辿り着くのは口コミや紹介、トレーナー個人のSNSを見てファンになってくれて、ここにトレーニングを受けにくるという形になります」

 

――隠れ家的なパーソナルジムは高額なイメージがあるのですが、利用料はどのくらいですか?

 「トレーナーによって変わってくるのですが、週1回の利用で月額34万円くらいです。お客さんはファストファッションでも体が綺麗な方が多く、OLさんも沢山います。一般的に女性は年齢に関係なく、月に3万~5万円くらい美容にお金をかけるといわれています。美容にかけるお金の矛先が、化粧なのか、服なのか、トレーニングなのか。という違いですね」

 

――OLさんでも無理がないパーソナルの金額設定なんですね

 「ジムは施設に投じるイニシャルコストや広告費が大きいと、どうしても単価を上げなくてはいけなくなります。それを避けるため、SHAREZはジムの内装もシンプルにして、独自のルートでマシンなどを仕入れ初期費用をおさえています。そして広告費をかけないことで、適正価格にできていると思います。SNSなどで、「トレーニング受けたいです」という連絡をいただきますが、金額やトレーニング内容、人柄、SNSなどで全て知ってくれていますので、ミスマッチも起こりにくいです」

 

 

――やはり業界的に、トレーナーさんとお客さんのミスマッチはあるのですか?

 「ミスマッチはあると思います。ジムと契約していきなり個室でマンツーマンだと、良いか悪いかも、わからないまま終わってしまうはず。やはりパーソナルの入り口としては、箱(ジム)ベースではなく、トレーナー個人とコンタクトをとる形だとミスマッチが少ないと思います」

 

トレーナーがそれぞれ技術の得意分野を持っている。チームだからこその価値

(トレーナーさん達はボディメイクに限らず、それぞれ得意分野を持っている。まさにチームである)

 「SHAREZのお客さんの中で、2人のトレーナーでトレーニングを続けている方もいます。一般的なダイエット、ボディメイクだけはなく、コンディショニングもサービスとしてあるため、Bトレーナーをメインで受けながら、たまにCトレーナーを受けるという方もいます」

 

――まさにチームでのパーソナルですね。SHAREZは多様化するジムやトレーニングをどのようにみているのでしょうか? 

 「お客さんにとって選択肢は増えています。フィットネスクラブというものができはじめたのは東京オリンピック後。プール、お風呂、ジム、スタジオの4点セットがある形をコナミさんやセントラルさんが沢山つくっていき、ジムといえばそれでした。そこから2000年以降、あきらかに色んなものが出てきて、ヨガ、加圧、マラソン、ウェアラブルで自分で管理するなど広がっていったと思います。僕らの立ち位置としては、そのような選択肢の中で欠かせない1つになれればいいと思っています」

 

 

人は本当の自分らしさを求めてトレーニングする

 「社会背景としてSNSやIT化が凄く進み、もう手に入ることが難しいものはなくなりました。情報含め、服も食べものも買えます。コンビニも近くにあります。しかし便利になればなるほど人が幸せになるかといえばそうではないと思っていて、便利な中で、あえて面倒なことをする要素というものは消えないのかなと。人は非合理的なものだと思っていて、その1つがトレーニングです。あえてお金払って、キツイ事をして、昨日できなかった動きができるようになったりして、本当の自分らしさみたいなものを求めていると思います」

 

 「僕らトレーナーはケガをしないように正しいフォームなどで指導するのは当たり前として、このお客さんの自分らしさってなんだろうみたいなものを見抜いて、トレーニングに昇華することを求められていると思います。ただ痩せる、筋肉つける、だけではなく。ですね」

 

 

長い付き合いの中で、その人らしさの発見を手伝う

 「ライザップさんは「人間は変われるを証明する」を短期間で実現しようとしていますが、僕らは長いお付き合いの中でその人らしさの発見をお手伝いする。フィットネスクラブに通うことは自分で見つける自発的アクションですが、パーソナルを行う僕らは、それを手伝います」

 

オリンピック選手でコーチがいない人はいない

 「僕自身もトレーナーですが、トレーニングでいつもより追い込めないときはあります。だからパーソナルというものは誰がつけていいと思っています。オリンピックで優勝する選手でもコーチがいますよね。運動できない人がつけるものではなく、運動できる人がつけてもいいもの。客観的な視点を得る事ができて、自分を見つめなおす機会、発見がありますね」

 

――サービスとして食事指導も行うのでしょうか?

 「要望によってはおこないます。シッカリ食べて、身体をつくることが基本。「こういう食事にしてください!」というよりは、「こういう風にしたらいいじゃないですか?」 という形でなるべくお客さんの生活スタイルを崩さないようにしています。もちろん、どうしてもこの期間でここまで身体を変えたい、という人には「これじゃダメですよ」と強く言いますけどね。正直、食事が適当な方はいます。そこの指導を求めていない方。たとえば経営者さんですと、会食の回数は減らせなかったり、食事への優先度が高いので、食事は変えない。好きなものを食べて、太らないためにトレーニングしているイメージです。トレーニングをする目的はそれぞれで、痩せる事が正解でもないので、誰もが食事管理をしなければいけないわけではないと思っています」

 

 

――SHAREZは今後どのような形で発展していこうとしているのでしょうか?

 「いい組織ならば、自然と関わる人は増えていくとおもっています。無理に拡大しようとするとサービスがチープになり希少価値が落ちてしまうと思っているので、人とか箱を増やそうとするのではなく、今いる良いトレーナーの実力を駆使してITのサービスを開発したり、アウトプット(情報発信等)を増やしていきたいと思っています」

 

 トレーナー個人それぞれが発信と専門的指導ができるスキルを持ちながらも、チームで活動することでサービス価値を高めている精鋭トレーナー集団SHAREZ。適正価格と希少性を保ちながら東京シティで確実に活躍している彼ら。発展について謙虚に語るなかにも、IT、アウトプットという攻めの単語が飛び出し、きっと何か面白いことを考えているのではないかと僧帽筋はプルプルと感じた。

 

(取材・文  遠藤大次郎 写真・SHAREZ、筋肉バカドットコム 取材協力:合同会社ビーサバイ)

 

Shibuya Fitness Sharez

男性用ジム:渋谷区松濤1-29-15

女性用ジム:渋谷区道玄坂2-25-6ホリウチビル7F

メディアサイト「Shibuya Fitness Sharez」:https://fitness-sharez.com/

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