40代MMAデビュー、山本美憂が総合格闘技に初参戦すると発表「家族一丸でトレーニングしている」

001 10 - 40代MMAデビュー、山本美憂が総合格闘技に初参戦すると発表「家族一丸でトレーニングしている」

(出典:https://thepage.jp/detail/)

 レスリング世界女子選手権で3度も優勝し、“女子レスリングのパイオニア”として知られる山本美憂選手(41)が、9月25日に開催される格闘技イベント『RIZIN』で格闘家デビューし、総合格闘技に初挑戦することが8月1日、明らかになった。この日、都内で行われた会見で発表された。

(中略)

 「打撃については、これからわかってくる。向いている、向いていないよりも、やらねばならない。自分がやられないように。勝つためにはしょうがない。レスリングにこだわるつもりはなく、総合なんでバランスよくやっていければいい」

(引用:https://thepage.jp/detail/20160801-00000003-wordleafs)

 

 筋肉は裏切らないとはこのことだろう。鍛え上げた筋肉が、国境を越え筋肉エージェントを呼び寄せた。元レスリングの世界女王、山本美憂(41)が総合格闘家に転向し、9月25日、さいたまスーパーアリーナで行われるRIZIN(48キロ級希望)に出場すると発表。山本美憂はレスリング選手としてオリンピック出場を目指し、カナダでトレーニングを4年間行っていたが、予選出場に必要な市民権の取得がエントリー期限に間に合わなかったために断念していた。

 

 しかし、日本にいたRIZINの榊原信行(実行委員長)が、その鍛え上げられた筋肉情報を聞きつけ、「年齢は関係ない。トップアスリートとして追い込んできた山本美憂をこのままで終わらせていいのか」と、カナダのトロントまで行き交渉したという。その結果、山本美憂はMMA転向を決意、大会への出場を決めた。

 

 

■家族一丸でトレーニング

「今は、家族一丸でトレーニングしている。すべてのことに意味がある。こういうことが(五輪断念の)先にあったのかと思った」と、総合家転向の意義を語った。

 山本美憂の家族は、アスリート・格闘一家である。父親はレスリングの元オリンピック選手であり、弟のKIDはUFCなどの豊富な経験を持つ総合格闘家。妹の聖子もレスリングの元世界トップ選手。息子の山本アーセンは今注目の総合格闘家だ。つまり幼少期からトレーニングに親しみ、世界トップレベルの運動センス、プロ格闘選手に囲まれる家族だ。

 

■格闘技術のトレーナーは、弟の山本KID

 弟の山本KIDは、最初は姉の総合転向には反対したものの、本人のやる気を見て賛成したという。「筋力はあるし体力、フィジカルは問題はない。レスリングは組み技だから寝技は覚えやすいので、あとはカラダの使い方と打撃だけ。(格闘家としての)目と、殴られることの経験が必要」とプロの先輩として的確なコメントをしている。KIDはトレーナーとして協力、山本美憂は効率的に格闘技のトレーニングを積む事ができるはず。

 

■デビュー戦は短い準備期間となる

 デビュー戦の大会まで、準備期間が2か月なのは不安材料の1つ。しかし逆にどこまで技術と感覚を習得するのかという格闘ポテンシャルを確かめる見所にもなっている。気になる対戦相手については、近日発表されるとの事だ。

 

 

 

 

(文・編集部)

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