【特別コラム・舟橋 立二さん】一般の方もアスリートに近づける!『運動神経が良い』ってどういうこと?
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舟橋 立二さんのプロフィール:(CSCS, JATI-ATI, FA Medical Level2)
トレーニング指導・トレーナー派遣のADP :http://adptrainers.com/
日本に帰国し、日本大学バスケットボール男子・女子部のヘッド・トレーナーとして日本一(男子のみ)を経験する。 その後、三菱重工相模原ラグビー部にて5年間ヘッド・トレーナーを務め、現在はプロバスケットボールチーム東京エクセレンスのメディカル・スーパーバイザーとなり、2013-2014シーズンで優勝に貢献する。また玉川大学サッカー部のストレングスコーチ、ロンドンオリンピック代表でアジア大会2014の銀メダリストの土居愛実(セーリング)の専属トレーナーとしても活動する。
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オリンピックの選手やNBAの選手と言うとまるで運動神経抜群で、私たちには手に届かないような存在だと思っていませんか?
それは大きな勘違いかもしれません・・・。
今回は、アスリートのトレーニングを通してアスリートと一般の方との違いをお話ししたいと思います。
先日、とある企画で一般の方にトップアスリートが行っているトレーニングと同じ内容のメニューを行ってもらう機会があり、気づかされたことがあります。
■運動神経はすべての人間の中にある神経のこと
まず運動神経とは、私たちすべての人間の中にある神経です。
意外と運動神経とは形ないものと思っている方がいます。まるで、想像上の龍のように。
筋肉を動かすために脳から指令を出し、筋肉まで続いているものが運動神経で、中枢から末梢に向かうため『遠心性神経』とも呼びます。
ちなみに内蔵も筋肉で出来ているので(心臓も)、それらを動かす神経も運動神経になります。
これを内蔵運動神経と言います。
その運動神経。
一般的に言われる「運動神経が良い」とはどういうことかというと、生理学的には、
脳から指令が出てから運動神経を通って筋肉まで達し、筋肉が動かすまでの早さが、他の人と比べて早いということであると考えます。
また、その指令が伝言ゲームのように使う筋肉まで届いていくために最後の人(筋肉)に伝わるときには、それが正しく伝わっているか、微妙に違っているかが大きな問題となってきます。
つまり「運動神経が良い」という要因の一つは、
☆脳からの指令が早いスピードで伝わり、
その適切な筋肉を素早く動かすことができ、
正しい位置に素早く動かすことが出来るかどうか☆
ということになると私は考えます。(もちろんそれ以外の要素もあります)
つまり、そこをトレーニングすることにより一般の方もアスリートに近づくことは出来ます!
一般の方がプロと同じトレーニングをすると、気づかれることは、そのトレーニングの延長上にプロがいるということ。
そう考えるとアスリートが身近に感じるものです。
(文:舟橋 立二)
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