【気になるベストアンサーを専門家が吟味する】ヤフー知恵袋「肩こりがヒドイ場合、どこで診療してもらうのがベストでしょうか?【前編】」

best - 【気になるベストアンサーを専門家が吟味する】ヤフー知恵袋「肩こりがヒドイ場合、どこで診療してもらうのがベストでしょうか?【前編】」

(写真:ヤフー知恵袋)

 インターネットを使って質問できるQ&Aサイトは沢山ありますが、

その中のベストアンサーの中には、ベストのスタンプは押されているけども、本当にベストなのかな。

そう思った方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

 たとえその回答が本当にベストだったとしても、説明が短くていまいち分かりにくいものが多々あります。

ググって辿りついたものの、もう少し噛み砕いて説明してくれていたらどれだけ嬉しいか・・・。(贅沢)

 

 そんな実体験から、筋肉バカドットコムが気になるベストアンサーを見つけ、筋肉関連の専門家さんに吟味して頂き、より分かりやすく教えてもらおう。そんな図々しいコーナーです。

 

 00153 - 【気になるベストアンサーを専門家が吟味する】ヤフー知恵袋「肩こりがヒドイ場合、どこで診療してもらうのがベストでしょうか?【前編】」

 今回多忙な中ご協力を頂いたのは、接骨院・久保田隆介先生。長野県のゲレンデで1シーズン100件以上の治療を行い、怪我の処置・リハビリからトレーニングまで、全てのプロセスのサポートされている接骨院・久保田先生に気になったベストアンサーを吟味して頂きました。

(写真:アナザーライフ:http://an-life.jp/article/78 )

 

【今回気になったベストアンサー】

Q&Aサイト:ヤフー知恵袋より

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010441175

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【引用】

■質問:

 接骨院、整形外科、整骨院の違いを教えてください。

肩こりがヒドイです。どこで診療してもらうのがベストでしょうか?

 

■気になる回答(ヤフー知恵袋・ベストアンサー)

 接骨院、整骨院と整形外科の違いは、メスで切り開かずに、骨折や脱臼を”手だけによる外科手術”で治すところ

つまり、整形外科は西洋医学、接骨院・整骨院は東洋医学です。

それから、整体院との違いは(接骨院・整骨院によっては、整体もやっているところもあるようですが)、接骨院・整骨院が骨折・捻挫などの急性症の治療に対し、整体院は姿勢のバランス・血行・神経・脊椎・圧迫・交錯、・腰痛などの慢性的な症状の治療です。

ちなみに肩こりですが一度整形外科に行かれることをお勧めします。

(首に異状があっても肩こりの症状がでます)経験談です。

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うーん・・・。分かったような分からないような・・・。

久保田先生、このベストアンサーを信じて、本当に整形外科に行っていいのでしょうか?

 

(久保田先生、吟味中・・・。)

 

■久保田先生のズバリ回答

 目先の安心という意味での“ベスト”ということでしたら整形外科です。

肩こりにも様々なパターンがあり、内臓や血管のトラブルが隠れていることもありますので、一度診断を受けることをお勧めします。

と、言いたいところですが、残念ながら整形外科で肩こりの相談をして、親身に話を聞いてもらえたという例を聞いたことがありませんが(笑)

 しかし、ほとんどの場合は疲労、姿勢の悪さ、運動不足などが原因となっています。

その場合、肩こりのケアでは保険適応にはなりませんが、接骨院や整骨院であれば親身に根本解決に向けて対応してくれるところもあると思いますよ。

 

■久保田先生の解説

【まずは肩こりについて知りましょう】

 肩こりはその名の通り「肩周辺の筋肉が凝り固まっている状態」が原因となり、疲労感やだるさを感じるのが主な症状です。悪化すると痛みを感じたり、上肢に痺れが及んだりもします。

筋肉を柔らかくて良い状態に保ちたいものですが、残念ながら日本人の90%以上が肩こり経験者という現状です…。

では、どうして「肩が凝り固まっている状態」になってしまうのでしょうか?

 

【肩こりのパターン】

 ここでは、特に多い3つのパターンを紹介します。

それぞれが肩こりを助長する状態ですが、どうして辛さを感じるのでしょうか?

①    疲労

 疲労によって血流が悪くなることで辛さを感じます。

パソコン作業や書き物などの作業で同じ姿勢が長時間続くと、筋肉が固まって血流が悪くなります。

一方、スポーツや体操などで肩を酷使した場合も、疲労によって結果的には血流が悪くなることもあります。

 

②    姿勢の悪さ

 姿勢が悪いことによって筋肉に余計な負担がかかって辛さを感じます。

肩周辺に限らず、背骨、骨盤、股関節などの状態も肩こりに影響すると考えられます。

“猫背”が代表例ですが、他にも見た目にカッコ悪い姿勢は、必ずどこかの筋肉や関節に負担がかかりやすくなっているので要注意です。

 

③    運動不足

 運動不足によって筋肉や血管にトラブルが起きて辛さを感じます。

血液の循環は、筋肉を使うことで活性化します。

運動不足でいると血流が滞りやすくなるだけでなく、筋肉が萎縮(細くなって硬くなってしまうこと)してしますことも。

①で述べたように、疲労が残ってしまう程の運動は逆効果ですが、適度な運動が身体には必要となります。

 

【どうやって治すの?】

 肩こりを根本からしっかり治したいのであれば「原因に対するアプローチ」が必要となります。

「肩こりは職業病だからしょうがない…」とか「昔からずっとだから…」といって諦めていませんか?

何かケアをしているのにも関わらず、いつも同じように症状が繰り返されているのであれば、それは「原因に対するアプローチができていない」ということになります。

実は、マッサージ、ストレッチ、体操、整体によって「悪化してしまう肩こりがある」って、みなさんご存知でしたか…?!

そこについては、次の機会にお話します(笑)

 

 

そういう事なのですか・・・。

マッサージ、ストレッチ、体操、整体によって「悪化してしまう肩こりがある」なんて・・・。

全然、知りませんでした。。

 

次回は後編です

 

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