【ロケット理論】最速約163km、クレイグ・キンブレル投手。球速を上げるため腰の回転を中心に強化するトレーニング

001 114 - 【ロケット理論】最速約163km、クレイグ・キンブレル投手。球速を上げるため腰の回転を中心に強化するトレーニング

クレイグ・キンブレル(28歳)右投右打。

MLB・ボストン・レッドソックス所属

身長183 cm 体重95 kg

(出典:https://www.youtube.com/watch?v=7IPWhLHNyKQ)

 世界最強ストッパーとの呼び声高い、クレイグ・キンブレル投手。その球は超剛速球で、回転数の高さからリアルに浮き上がってくるファーストボール。高い奪三振率でメジャーのバッターを次々に仕留めています。

 

■Craig Kimbrel’s Clutch Strikeouts of 2016

 その剛速球と奪三振ぶりから、「打てるわけが無い」「試合は8回まで」などと相手チームやファンから面白く評されるほど。今回はそのクレイグ・キンブレル投手が、球速を上げる為に取り入れたと思われる、腰を中心に回転を強化するトレーニング動画を見つけたのでご紹介します

 

■腰を中心に回転の筋力強化トレーニングを行っている動画

 メディシンボールを左右に大きな動作で叩きつけたり、バランスボールの上で腰きりをしています。これは腰を中心とした回転力を高めるトレーニングで、クレイグ・キンブレル投手が超剛速球である秘訣です。投球は、股関節を内側に絞ったりなど、重要なコツがありますが、体の各部分①脚、②腰、③肩、④腕、⑤手と、同時にではなくそれぞれが順に力を伝えていく基本(ロケット理論)こそが、球速を出す為には重要です。

 

【ロケット理論】

ロケットは効率的に推進力を得るために多段式になっており、下から順番に仕事をして行き、用が済んだら切り離されて行きますが、同じように投球動作も効率よく力を伝達するために、5段ロケットのように各部位が順番に仕事をしていかなければいけない。(参考:大リーグで主流の投球メカニクス、クレイグ・キンブレル編

 

 そこで、腰を中心に回転力を高めつつ、下から順に各部位の仕事を行うというトレーニングをしているクレイグ・キンブレル投手は⑤となる手に大きな力を最後まで伝える事が可能となっているのでしょう。元巨人の桑田 真澄投手も、「大きなタルを抱えたイメージで体全体を使って投げよ」と少年野球の投手に全身の回転力、各部位の連動を下から手までを習得させるよう指導をしています。

 

(文・編集部)

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