【特別コラム・久野圭一さん】ウエイトトレーニングは圧倒的スピードで「肉体的な性能」を向上させる

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hisano - 【特別コラム・久野圭一さん】ウエイトトレーニングは圧倒的スピードで「肉体的な性能」を向上させる

久野圭一さんのプロフィール:ボディメイクスペシャリスト・パーソナルトレーナー

ヒサノトレーニングラボ代表:http://www.hisanotraininglabo.com

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BFJ2014日本4位。2014年1月8日~4月8日の三ヶ月間におよぶ肉体改造ダイエットを自らの肉体で実験し、その変化をブログにて公開。スポーツ医学、解剖学、バイオメカニクス、スポーツ栄養学、パーソナルトレーナー学、そしてトレーニング実技を修め、ボディメイクスペシャリスト、パーソナルトレーナーとして活動している。

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001335 - 【特別コラム・久野圭一さん】ウエイトトレーニングは圧倒的スピードで「肉体的な性能」を向上させる

 スポーツの「身体能力(パフォーマンス)」を決定する要素を二つに分けるとすれば「技術(テクニック)」と「肉体的な性能」に分けられます。スポーツにおいて競技の「技術(テクニック)」が大切なのは言うまでもありません。サッカーのドリブル、テニスのサーブ、水泳のターン。積み重ねた練習があるからこそ滑らかで無駄のない動きが出来るわけです。しかし肉体的な性能はそれとは(ある程度)独立した要素です。「肉体的な性能」とはその選手の力の強さ、身体を動かすスピードの速さ、柔軟性の高さ、体重などの事を指します。

 

【技術(テクニック)】

・サッカーのドリブル

・テニスのサーブ

・水泳のターン

【肉体的な性能】

・力の強さ

・身体を動かすスピードの速さ

・柔軟性の高さ

 

■ウエイトトレーニングは圧倒的スピードで「肉体的な性能」を向上させる

 当然、「肉体的な性能」が優れていればパフォーマンスも高くなる可能性があります。バレーのスパイクは強くなり、ボクシングのパンチ力は増加していきます。肉体の能力をトレーニングで向上させ、適切なテクニックで身体を操作することで最大限のパフォーマンスを発揮できることになるのです。つまり、技術があれば肉体的な性能はいらない・・・と言った話にはなりません。

 

 この「肉体的な性能」を向上させる為には、トレーニングの中でも特にウエイトトレーニングが最適解の一つである事は疑いの余地はありません。競技練習をやることでもある程度、「肉体的な性能」も上がりますが、ウエイトトレーニングはそれよりも圧倒的に速いスピードで「肉体的な性能」を向上させることが出来ます。

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■重要なのはベーシックな種目

 スポーツの動きの問題は技術トレーニングだけで改善する事ができる!と安易に断言出来ません。やはり重要なのはベーシックかつ多くの関節を自然に動かすことが出来るウエイトトレーニングの種目。下半身ならスクワット、デッドリフト、ランジなど。上半身ならプルアップ、ディップス、インクラインダンベルプレスなど。肩や肩甲骨周囲の筋の筋力、柔軟性を高めてくれる種目を取り入れると良いでしょう。

 

 

■競技によって「肉体的な性能」の必要性は違う

 「肉体的な性能」の必要性は各競技によって違います。スプリントやジャンプ、コンタクトがあるスポーツは「肉体的な性能」の必要性が高いケースが多いと思いますが、ゴルフや卓球、カーリングのような繊細かつ、わずかな動きの違いで大きく勝敗が変わるようなスポーツは技術の必要性が高く、「肉体的な性能」の必要性は低くなります。

 

ということで、「肉体的な性能」の必要性が高い競技を行っている場合は、ベーシックな種目であるウエイトトレーニングを積極的に取り入れていきましょう!

 

(文・久野圭一)

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