【根鈴 雄次】アメリカの「筋力トレーニング認知度」は日本の「ラジオ体操」とほぼ同じ

photo01 - 【根鈴 雄次】アメリカの「筋力トレーニング認知度」は日本の「ラジオ体操」とほぼ同じ

http://s.bb-nippon.com/

根鈴 雄次(ねれい ゆうじ、1973年生まれ)は、元プロ野球選手(外野手)。

身長 175 cm
体重 101 kg

日大藤沢高校では1年生時からレギュラーで4番を務めるほどの実力があったが、体育会系部活にありがちな上下関係に対する嫌悪感や、家庭内でも両親が離婚するなど多くの問題を抱えていた。

そのことから自律神経失調症を患い、不登校→留年→退学となる。

留年後の学業では留年したことから野球部に戻れないこともあり、16歳から18歳まで野球をしないで過ごす。
高校を中退後、10代で渡米。

地元の高校入学を目指したものの、留学斡旋の会社に騙され入学は許可されず、語学学校に通いながらバッティングセンターに通う日々を送る。(引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/根鈴雄次

 

第242回 世界の独立リーガー根鈴 雄次さんに聞く!筋力トレーニングに取り組む考え方!

http://www.hb-nippon.com/interview/1343-intvw2015/6755-20150112no242?page=1

 アメリカ、オランダ、日本と世界のプロリーグで活躍を収めてきた根鈴 雄次さん。

現役時代は徹底した筋力トレーニングに励み、海外の選手に負けないパワーを築き上げてきた。

筋力トレーニングに取り組むきっかけは、中学時代に見たBS放送のMLB中継で、メジャーリーガーの体格の大きさに衝撃を受けたことだという。そこから独学でトレーニングを学び、実践。

18歳でアメリカに渡り、筋力トレーニングの重要性、野球に対する考え方を学んだ根鈴さんは39歳まで現役を続けた。

 

■2000年 根鈴 雄次(当時26歳)が日本人野手初3Aだったころのドキュメント映像

00275 - 【根鈴 雄次】アメリカの「筋力トレーニング認知度」は日本の「ラジオ体操」とほぼ同じ

 

 

 

■[1]アメリカの筋力トレーニングの認知度は、日本のラジオ体操のようなもの

まず根鈴さんの話を聞いて驚かされたのは、アメリカのトレーニングに対する知識の広さだ。
「学校の授業にもなっていて、ごく日常的に勉強されているものです。

例えば、胸を鍛えるにはどういうトレーニングをするのか。

その疑問に対し、アメリカでは部活にも入っていない帰宅部の子でさえも、こういうトレーニングをすれば、鍛えられますと答えられる。
 日本だと、スポーツをやっていない大人にラジオ体操をやってくださいといわれれば、屈伸運動などが出来るでしょ?そんな感じでアメリカでは、ウエイトトレーニングは文化としての認知度が高く、特殊なモノではないんですよね。

 

■[2]肉体改造をして、成功したG.G.佐藤選手

G.G.佐藤 マー君からバックスクリーンへ23号2ラン!(2009年9月25日 西武-楽天戦)

 

 根鈴さんは肉体改造をして成功した選手として、昨年で現役を引退したG.G.佐藤選手(本名・佐藤 隆彦)の例を出した。佐藤選手は根鈴さんの大学時代(法政大)の後輩で、入学当初、佐藤選手は183センチ79キロと今では考えられないぐらいスマートで、ショートを守っていた。

 しかし同学年には、阿部 真宏選手という鉄壁のレギュラーがいた。阿部選手は横浜高で甲子園出場。法政大では1年からレギュラーの座を獲得し、大学4年にはシドニー五輪に出場。

プロ入り後は、近鉄、オリックス、西武で活躍。それは佐藤選手にとって、大きな壁でもあった。
 佐藤選手は大学3年の時に、「このままでは試合に出られないです。化けたいです」と根鈴さんに相談。そこから佐藤選手の肉体改造が始まった。

「単純な話になるかもしれませんが、身体が動ける除脂肪体重が1キロずつ増えたら、飛距離も1メートル増えます。佐藤から相談があったとき、まず2人でカリキュラムを考えました。3時間ほどかかるものが、だんだん無駄を省いて、1時間で完了するプログラムになりました。佐藤は僅か1年で、25キロ増量して、104キロまで巨大化することができました」

 佐藤選手は、大学ではレギュラーの座を奪うことはできなかったが、卒業後はMLBのフィラデルフィア・フィリーズのマイナーリーグ・1Aでプレー。

さらに、04年に西武ライオンズに入団すると、入団4年目の07年に25本塁打を記録し、大ブレイク。

07年~09年は3年連続で20本塁打を記録し、強打の野手として一流選手の仲間入りを果たした。

 

■[3]日本の高校野球に必要なのは、休息させる概念

 フィジカルはトレーニングをすれば伸びるものだが、だからといって、闇雲に量を増やせばよいというのではない。休養とトレーニングのメリハリをつける必要があるということが分かる。

 最後に、根鈴さんに、筋力トレーニングをどうすれば継続できるのか、その方法を伺った。

「ノートを取ってデータを出すことがオススメです。筋力トレーニングでの喜びは、きついトレーニングをやりきった充実感と、数値が伸びて成長した喜びです。またトレーニングをしていく中で、伸びないこともあると思います。

その原因として、練習のオーバーワークや食事を抜くなどがあります。

 そして、伸びた理由も考える。一つずつ積み上げてきたからなのか。また、食生活、休養をしっかりと取ったのかなど。指導者の方は伸びたら褒めてあげてください。 そういう積み重ねをしながら、高いレベルに到達が出来ます。

また野球に限らず、トップアスリートは自分で、ゴールを決めて、そのゴールを到達するためのトレーニングメニューを作って、日々、積み重ねて、記録を残して、成功につなげている。それが当たり前なのです」

 

このサイトをフォローする!