疲労物質と考えられていた乳酸は、むしろエネルギーを補う物質である
http://matome.naver.jp/odai/2138149488124616101
日本の疲労研究で第一人者の大阪市立大学・渡辺恭良教授も「乳酸は脳の神経細胞の栄養源にもなっており、疲労の原因どころか回復の味方です」と力説する(2005年、国際疲労学会シンポジウムより)。
運動の間、乳酸は、筋肉疲労につながる高いカリウムレベルを打ち消すのを助けます。
「乳酸」は糖に変わったり、二酸化炭素に変わったりして完全に分解され使われてしまいます。また、「乳酸」が分泌されることによって成長ホルモンも分泌されるので、代謝も促進されるという良い面もあるのです。
Jason Karp,MS(ジェイソン・カープ、修士)はその講義の中で、「乳酸」は疲労の原因として関係がないだけでなく、心臓を動かす唯一のエネルギー源である糖が体内で足りなくなった時の代用として使われたり、肝臓で新しいグルコース(ブドウ糖)に変えられたりするので、“「乳酸」は身体に悪い”と言うイメージを取り去り、自分の友達なんだと思った方が良い、と語っていらっしゃいました。
従来はよくわからなかった「疲労」が科学的にわかってきています。中でも大きな発見は、疲れの原因物質が見つかったことです。
この物質がファティーグファクター(FF)と呼ばれるたんぱく質です。