【映画】安藤サクラが演じた「百円の恋」とは。脚本家:足立の執念”戦う女性のたくましさや強さで周囲が動き出す映画を”
ボクシングに出会う事で自らの生き方が変わっていく女性の人間ドラマ映画、「百円の恋」はご存知でしょうか?
主演、安藤サクラのノラリクラリとしたトークからにじみ出る役者としてのプロ意識もさることながら、監督と脚本家の執念を感じるプロセスを見つけましたのでご紹介します。
まずは作品の概要から。
【映画「百円の恋」とは】
■「百円の恋」のあらすじ
32歳のパッとしない女性がボクサーとの出会いから、毎日をサバイブしながら恋愛とボ
クシングに目覚めていく姿を、安藤サクラが演じた人間ドラマ。 実家を出て100円ショ
ップで深夜労働を開始、ボクサーとの出会いと恋もうまくいかないところに、衝動的に始 めたボクシングで人生をやり直そうとする姿を活写。 共演は、テレビドラマ「たべるダケ
」などの新井浩文。監督は『イン・ザ・ヒーロー』などの武正晴。 さえない日々に葛藤し
、ボクシングに傾倒するヒロインを、繊細かつ体を張った熱演で見せる安藤に引き込まれ る。(引用:https://www.youtube.com/watch?v=IO25ZP-fUkM)
■主演は安藤サクラ
安藤 サクラ
生年月日 1986年2月18日(28歳)
出生地 東京都
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優
http://ja.wikipedia.org/wiki/安藤サクラ
父親は俳優の奥田瑛二、母親はエッセイストの安藤和津、姉は映画監督の安藤桃子。
2011年1月、第84回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞した。
2013年1月、映画『かぞくのくに』の演技が高く評価され、第86回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞。
また同賞で助演女優賞を受賞。
主演女優賞、助演女優賞のダブル受賞はキネマ旬報ベスト・テン開始以来初めての快挙。
【製作プロセス】
■撮影は2週間、ボクシングの練習期間は3か月。
http://www.sankei.com/west/news/150110/wst1501100003-n4.html
撮影は2週間。
前半3日間で安藤の緩んだ体形を撮り、残りの約10日間で食事制限と筋トレを行い、ボクサーとして絞られた体の安藤を撮影した。また、ヒロインが恋に落ちるボクサー役の新井浩文も同様に高いプロ意識で見事なボクサーの体を作ったという。
「彼らの体を変えるのは、ダイエット・メソッドではない。この役をやるんだという、真のプロの役者にある“意志の力”だと痛感しました」と振り返る。
「3か月で仕上げなければならなかった」(安藤サクラ)
中学時代にボクシング経験があったものの、その長いブランクから感覚とスピード、キレを戻す事は想像よりも簡単ではない。
その練習量は、自身の経験からみても相当な量だと言えるものだったとのこと。
■ 百円の恋 安藤サクラ 迫真の演技 インタビュー 2014年12月20日
【監督:武 正晴】
「百円の恋」製作の過程を映画監督の武 正晴が語っています。
シナリオはすでに良くできていた。しかし世の中の状況は厳しくなっていた。
■武 正晴監督『百円の恋』インタビュー
第一回「松田優作賞」グランプリ作品 『百円の恋』(作:足立紳)を『イン・ザ・ヒーロー』の武 正晴監督が映画化!公開前のキャンペーンで愛知県出身の武 正晴監督が来名。 執念を感じさせる映画制作秘話、撮影エピソード、スタッフ&キャストのことを語ってくれた。
【脚本家:足立の執念】
このシナリオを何とか映画化しなければと考えた末、
武 正晴監督と仕事をしていた脚本家の足立が、2012 年脚本賞「松田優作賞」に応募する。
映画化が確約されている訳ではないのと同時にアマチュアが多く参加するシナリオのコンペ。
どのシナリオよりも評価されれば、きっと映画化への可能性が今より広がるはずだと考えるが、
アマチュアに混ざってプロがシナリオを出すことになり、アマチュアに負ければプロとしての評価を落としかねない行為でもある。
しかしそこで見事にグランプリを獲得。
こうして足立の執念が実り4年もの間ひっそりと眠っていたシナリオが映画化へ向け着実に動きだすことに。
後日、すでに実績のある安藤サクラが「百円の恋」のシナリオを読み、オーディションに自ら応募してくることとなった。
「百円の恋」、筋肉を動かすと女性はどう変わっていくのか。必見です。
(文:編集部)
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