【特別コラム・舟橋 立二さん】トレーナーの世界「根拠ある直感」

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00110 - 【特別コラム・舟橋 立二さん】トレーナーの世界「根拠ある直感」

舟橋 立二さんのプロフィール:(CSCS, JATI-ATI, FA Medical Level2)

トレーニング指導・トレーナー派遣のADP :http://adptrainers.com/

日本に帰国し、日本大学バスケットボール男子・女子部のヘッド・トレーナーとして日本一(男子のみ)を経験する。 その後、三菱重工相模原ラグビー部にて5年間ヘッド・トレーナーを務め、現在はプロバスケットボールチーム東京エクセレンスのメディカル・スーパーバイザーとなり、2013-2014シーズンで優勝に貢献する。また玉川大学サッカー部のストレングスコーチ、ロンドンオリンピック代表でアジア大会2014の銀メダリストの土居愛実(セーリング)の専属トレーナーとしても活動する。

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001166 - 【特別コラム・舟橋 立二さん】トレーナーの世界「根拠ある直感」

【根拠ある直感】

 先日、後輩トレーナーと話をしているときに「根拠ある直感」のお話をさせて頂きました。

「根拠ある直感」by シーナ・アイエンガー教授

コロンビア大学ビジネススクール

これは私がモットーとしている言葉で、セミナーなどでも使わせて頂いております。

 

《直感力とトレーナー》

 日々私たちが生活している中で、一番使っているのではないかと思われるものが「直感」。

それを頼りにし生活していると感じています。

朝起きてまず何をするのかも直感で決めます。

また何かを選択するときには直感で、「こっちがいい!」

とか「こっちは何となく嫌な感じ」と判断したりします。

 

トレーナーの世界では、これは非常に大切な能力です。

選手が試合中に倒れて駆け寄る。

この選手が続行できるかどうか?

また応急処置でどのような行動・行為がベストなのか?

トレーナーの直感で動けるかどうかです。

そのように日常生活もトレーナー業務も直感が大事です。

ただ、この直感。その能力を鍛える必要があります。

 

《根拠を作り出す》

『より質の高い直感力』を作るのには、やはり「学び」が大事です。

学びには色々な方法があります。

本や研究から学ぶ。

先人や先輩から学ぶ。

成功体験から学ぶ。

失敗体験から学ぶ。

このような方法があるかと思います。

とあるTV番組に、寿司職人のお話がありました。

その方は、従来の握りの方法を自分の感性のもと新しい寿司を作り上げていく方でした。

この新しい寿司を作るアイデアは直感だと思います。

ただそれが、何も根拠がない直感では、お店は繁盛しないでしょう。

 

その根拠(その方はより魚の味を出すため)を学びによって生み出していました。

TVでは沢山の寿司の本、魚の本、保存方法の本などが映し出され、ナレーションでは顕微鏡も使って学んだとも・・・。

これにより「質の高い直感」が磨かれていきます。

つまり、この質の高い直感が瞬時に閃くかどうかは普段の学びであると信じます。

トレーナーで言うと、咄嗟に正しい知識のもと直感で正しい判断が出来ることにつながります。

日々変化する医学の世界。

今の型にはまらない視点、それは普段の学びが非常に重要です。

このことについては次回お話させて頂きます。

普段から多くのことを色々な世界から学び、活かしていくことが★根拠ある直感☆を高める方法ではないでしょうか。

 

 (文:舟橋 立二)

 

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