【百本コラム】二本目:『足部の機能解剖と運動連鎖』

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  筋肉バカドットコムを御覧の皆様!こんにちは!中村(なかむら)知広(ともひろ)です。

突然ですが私、漫画が好きです。 しかし、ここ数年はバイブル級の漫画に巡り会えず、漫画熱が下火になってしまっております。

現在連載中の漫画の中では、バガボンドが好きです。

 

q? encoding=UTF8&ASIN=4063286193&Format= SL250 &ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=100000000proj 22 - 【百本コラム】二本目:『足部の機能解剖と運動連鎖』ir?t=100000000proj 22&l=as2&o=9&a=4063286193 - 【百本コラム】二本目:『足部の機能解剖と運動連鎖』

 漫画に限らず作品全般に言える事ですが、作品と受け手のチャンネルが同期する事によって初めて、作品のポテンシャルが発揮されますよね。

 

………ポテンシャルという単語を聞く度に漫画スラムダンクの豊玉高校の岸本がフラッシュバックする

………話が逸れました。

 

 チャンネルが同期するってのは例えば、幼児はアンパンマンに惹かれ、小学生はポケモンに惹かれるように、作品と受け手の間の需給関係がマッチしている状態の事。
中高生にもなると一元的な勧善懲悪では物足らなくなって、アンパンマンやポケモンには惹かれなくなっていく訳です。

 

 そー考えると、このコラムは果たして何人の人と同期できるのだろうか?まさか0人って事はないよな?

しかし多くても二桁いかないんじゃなかろーか?いや!人数は関係ないな!いかに深く同期できるかが肝だ!

マニアックな内容ガンガンいくぜ!…と、一人問答に耽ってしまう今日この頃です。

 

■二本目のテーマは『足部』

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(左 参考:身体運動の機能解剖ir?t=100000000proj 22&l=as2&o=9&a=4752930633 - 【百本コラム】二本目:『足部の機能解剖と運動連鎖』 監修 栗山 節郎)

(右 参考:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/988/88/N000/000/000/122439711612716411590.jpg)

 

 今回のテーマは〝足部〟についてです。
足部とは、踝(くるぶし)から下の部分の事。 まずは、足部の重要性を概説します。

 

 人間は二足歩行であるので、基本的には足部から地面に力を与える事によって立ったり、走ったり、跳んだりしています。

つまり、足部は運動連鎖の土台となる部分な訳です。
よって、足部の機能が破綻すると最適な運動連鎖が阻害され、全身に悪影響が波及します。
この悪影響は腰痛や肩凝り、体型の崩れ、競技能力の低下などなど、多くの悪い事に繋がります。
逆に言うと、足部の機能を最適化できさえすれば、多くの要素を同時に改善できるのです。

 

■足部の概説

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(参考:解剖学 著 清木 勘治 東海大学教授)

 

 次に、足部の構造を概説します。 足部の骨は、足根骨(そっこんこつ)、中足骨(ちゅうそっこつ)、趾骨(しこつ)で構成されています。 足の甲側には、爪先を持ち上げたり、足趾(そくし)を伸ばしたりするための筋肉や腱や神経が通っています。

 

 足の裏側には、爪先立ちをしたり、足趾を曲げたりするための筋肉や腱や神経が通っています。 図を見ながら、位置関係をイメージしてみて下さい。 これらは相互に連携し合って、アーチ構造を形成しています。
足の裏は床にペターと全面で接地する事はなく、アーチ構造によって接地しない部分もあるのです。
主に荷重が掛かるのは踵(かかと)・母趾球(ぼしきゅう)・小趾球(しょうしきゅう)・足趾(そくし)の先端です。

 

【本題】(基礎知識について共有します)

さぁ、やっとここからが本題。 足部の機能を概説します。

足部には
①地面を蹴って力を発揮する役割

②衝撃を吸収する役割
があります。

 

 前述した通り、人間は足部で地面と接地しますので、足部を介して体重をコントロールしています。
足部で地面を蹴った反力を受けて動作を作ったり、または足部で衝撃を吸収して姿勢を安定したりする訳です。 ①にも②にも大きく関わっているのが、足部のアーチ構造です。
足部アーチ構造は以下のアーチから構成されています。

 

 母趾球から踵までの内側縦アーチ、小趾球から踵までの外側縦アーチ、母趾球から小趾球までの遠位横アーチ、内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)から立方骨(りっぽうこつ)までの近位横アーチです。
これらが状況によって、持ち上がったり下がったりして、上記の役割を果たしています。

 

基礎的な話が続きますが、もう少し辛抱して下さい。
僕も心苦しいですが、ここを耐えて頂く事によって爆発的に話が進みます。
足部にはアーチ構造の機能を司る二つの機構があります。

 

「トラス機構」と「ウィンドラス機構」です。

 

■トラス機構

 トラス機構とは、足部に荷重が掛かった際にアーチの弾性によって衝撃を吸収する機構。
上記②のための機構です。

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 (参考:図説運動器の機能解剖ir?t=100000000proj 22&l=as2&o=9&a=4263211111 - 【百本コラム】二本目:『足部の機能解剖と運動連鎖』 著 Rene Cailliet 訳著 萩島 秀男 )

 

 

■ウィンドラス機構

ウィンドラス機構とは、足趾の伸展によって足底筋膜(そくていきんまく)が巻き上げられてアーチが挙上し剛性が高まる機構。

上記①のための機構です。

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(参考:図でわかる機能解剖Basic〈3〉下肢編 (整形外科看護 00年秋季増刊)ir?t=100000000proj 22&l=as2&o=9&a=4840400016 - 【百本コラム】二本目:『足部の機能解剖と運動連鎖』 越智光夫)

 

■例)ランニングの動作

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 例としてランニング動作を挙げます。

右脚で地面を蹴って前方へ進む際、右足部は爪先が返る形になります。

言い換えると、右足趾が伸展状態になります。

 

 この際、ウィンドラス機構が働き、足部の剛性が高まる事によって、蹴りの力を地面に伝えやすくなる訳です。

そして左脚を地面について次の一歩を作る際、左足部に体重が掛かります。
言い換えると、左足部のアーチに荷重が掛かります。

この際、トラス機構が働き、足部の弾性が着地の衝撃を吸収する訳です。
ふぅ〜…。 基礎的な文章を長々と読んで頂いて、ありがとうございます。

 

ここまでが教本に載っているような基礎知識です。

 

■基礎知識を共有してから、一番お話したい「発想」を展開します

 まず皆さんと基礎知識を共有しない事には、そこから先の一番お話したい「発想」の話を展開できないので、端折ってですが、

サクッと書き切っちゃいました。

本来は時間を掛けて細かく学習していくべきですが、僕が皆さんにお伝えしたいのは発想の方なのです。

教本的な知識は教本を読めば済む話だし、僕のコラムなんだから僕の発想が入って来なければ意味がありませんからね。

 

その発想の話は次回に持ち越させて頂きます。

 

足部から運動連鎖をコントロールする一つの方法についての話です。

非常にマニアックな話になりそうですが、実際には実用性が高い話です。

 

次回『足部の運動連鎖とトリガー』!

 

乞うご期待!

 

(文:中村 知広)

 

 中村さんのコラムで疑問や何か知りたい事などがあれば、

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