【R-15指定】300人のスパルタ兵士の壮絶な闘いを描いた映画の続編「300 帝国の進撃」とは
【予告編】壮絶な激闘『300~帝国の進撃~』…ヘビメタの神「ブラック・サバス」版も
http://www.cinemacafe.net/article/2014/04/07/22681.html
【引用】:死闘を繰り広げ散ったのは、最強国家・スパルタが誇る300人の勇敢な兵士たち。彼らはペルシア帝国100万の大軍を相手にひるむことなく命を賭け、そして潔く散った。その“誇り高き魂”を継いだ屈強なギリシア戦士たちが復讐のために立ち上がる姿を描いたものが、続編『300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~』だ。
ギリシア軍(スパルタを中心としたポリス) VS ペルシア軍
前作の300は、ぺルシア戦争の中のテルモピュライの戦いのみを描いており、
今回は、マラトンの戦いからサラミスの戦いにいたる流れを描いています。
以下映画を観る上で参考になる歴史情報をまとめてみました。
■映画背景(ペルシア戦争)
1:ペルシア戦争の直接の原因(wikipedia)
ペルシア戦争の直接の原因は、アケメネス朝(以下、ペルシア)の影響力拡大に対するイオニア地方の都市国家群の反発から起こったイオニアの反乱へのアテナイの介入である。
当時のペルシアは絶頂期にあった。
海上交易への依存度が強かったアテナイを始めとしたギリシア諸ポリスは、小アジアにまで伸張する大国アケメネス朝ペルシアにエーゲ海の制海権を奪われた。
2:アテナイの歴史(wikipedia)
こうした中、当時アケメネス朝の影響下におかれていた小アジアにおいて、イオニア植民市の反乱が勃発した。これをアテナイを中心とするアッティカ、イオニア系都市の一部が支持したことでアケメネス朝のダレイオス1世はギリシア地方の諸部族に対して強硬策を採り、ついにペルシア戦争が勃発した。
これに対して圧倒的な国力と先進性を誇るペルシャを恐れ中立を保つポリスやペルシャ側へ付くポリスも多かったが、アテナイやスパルタを中心としたポリスは一致結束してギリシア連合軍を結成した。
※ポリスとは:都市、都市国家、市民権または市民による政体を指すギリシア語。
3:テルモピュライの戦い(wikipedia) 映画300第1作品目で描かれていた部分
テルモピュライではペルシアの圧倒的な戦力の前にギリシア軍が敗退した。
しかし、スパルタ軍とテスピアイ軍は全滅するまで戦い、ペルシア軍を3日間に渡って食い止め、クセルクセスの兄弟を二人戦死させた。
これは、スパルタ軍の勇猛さと地形をうまく利用したためと言われている。
4:マラトンの戦い(wikipedia) 今作品の部分
ダレイオス1世の命を受けたペルシア遠征軍は、ヘロドトスによれば三段櫂船600隻によって輸送されており、兵力の推定は2万以下と考えられている。
遠征軍はスコイニア湾に上陸し、軽装歩兵、重装歩兵、騎兵を展開し、中央部に主力を配して陣を張った。対して、 アテナイ兵約9,000、プラタイア兵約600の連合軍は、マラトン南部の街道から侵入し、同地のヘラクレス神域に布陣して、ペルシア軍と対峙した。
5:サラミスの海戦(wikipedia) 今作品の部分
紀元前480年9月20日ごろ(29日説あり)の明朝、テミストクレスによる訓示の後、ギリシアの全艦艇は停泊地より一斉に出撃した。
ペルシア艦隊はギリシア艦艇の出撃を知ると、キュノスラ半島を越え、サラミス水道に侵入した。
ギリシア軍はペルシア艦隊を認めると、逆櫓を漕いでペルシア艦隊とは逆の方向、つまりサラミス島の陸側に向かうような動きを見せた。
これについてプルタルコスは、テミストクレスがこの水道に一定の時刻になると吹く風(シロッコ)を利用するため、ペルシア艦隊を前にすると逆櫓を漕いで後退し、時間を稼いだとしている。
前作のメガホンを取り、今回はプロデューサーに徹したザック・スナイダーは、本作について
http://www.cinemacafe.net/article/2014/04/07/22681.html
【引用】:「とにかく素晴らしい役者たちが揃ってくれた。おもしろいし、賢いし、フィジカルな素晴らしい役者ばかり。最高の監督がいて、僕らが作った1作目を踏襲している作品にしてくれた。今、2本の映画が肩を並べて存在しているのを見ることができて、本当に嬉しいよ。このような形で一つの円が完成して大満足さ」と、この続編にも太鼓判を押す。
今回のギリシア戦士たちの戦いはいったいどうなるのでしょうか?
6月20日、日本公開予定。
続編映画『300~帝国の進撃~』、注目です。
(参考:wikipedia + cinemacafe.net)
(文:編集部)