第3話 ~求人雑誌 ~

前回のあらすじ

==============================

高校時代の旧友、

古田から合コンの誘いを貰った藤沢、

無職を理由に誘いを一度断るものの、

考え直して、合コン参加を決意する。

==============================

 

 

 

筋肉アプリ 第3話 ~求人雑誌 ~

藤沢「眠い。。明日は求人雑誌でも買いに行こう」

 

 

古田に参加することをメールし終え、

 

 

一時的に興奮状態になっていた僕は、

徐々に落ち着いていった。

 

 

・午前3時

 

 

 

 

睡魔が襲い、

布団に入った

・・・・。

 

 

ジリリリリリリリーー!!

目覚まし時計が鳴る

ジリリリリリリリーー!!

ジリリリリリリリーー!!

ジリリリリリリリーー!!

ジリリリリリリリーー!!

 

 

 

 

「う・・うるさ・・・7時・・・アラーム解除し忘れてた・・・」

 

 

寝ぼけながら手を伸ばし

 

 

目覚まし時計のスイッチを切り、2度寝する

 

 

 

 

カチッ(スイッチを切る)

 

 

 

 

・・・・。

 

 

 

 

(藤沢の夢の中 )

あれ?学校だ・・・。

クラスの皆がいる・・・。

今は・・数学の授業中か・・・・。

この先生の授業、ホント退屈で面白くないんだよなぁ。

もっとこう、今やっていることが、

将来どう使えるのかっていう部分が全く見えてこないし

教科書読み上げて、いつも黒板に書き写してるだけ

先生が一人で仕事こなしてるだけって感じなんだよ。

でも、この先生は毎月何十万円も貰っているんだよなぁ。

すごいなぁ。

(先生と目が合う)

「おい!藤沢!」

「はい」

「お前、さっきからノート全然とってないじゃないか」

「え・・・はい」

あ、ホントだ。

授業が猛烈に退屈だと思ってたら、ノートとるのすっかり忘れてた・・・。

「お前そんなんでテスト点数とれんのかよ」

確かまともな点数をとってないからな、藤沢は。

赤点もあったな。ダメ生徒だな(笑)

「・・・・・。」

「やる気あんのか?」

「・・・・・。」

おい。僕はなぜ黙っているんだ

 

 

いつもそうじゃないか。

 

 

先生に言え、それは違うって

 

 

自分は数学が好きで、

それを使って日々の生活を豊かにする方法を学んでいきたいんだって

 

 

 

 

先生の授業がホント退屈なんだって

 

 

黒板に書いてあること、話している事、

95%教科書の内容そのものだって

書く必要ないって

点数も興味ないって

 

 

言えって

 

 

ちゃんとハッキリ言えよ

 

 

 

 

 

 

・・・・。

 

 

 

 

 

 

何やってんだ僕は

 

 

 

 

黙ってちゃダメだ!!

 

 

クラスの皆が白い目で僕を見てる!!

 

 

「藤沢、お前ずっと赤点でいいのか?(笑)」

 

 

クラスの皆が白い目で僕を見ている!!

 

 

うあああああああああああああああああああああ!!!!!

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・。

 

 

 

 

(現実)

ハッ!

 

 

 

 

 

夢・・・・か。

 

 

 

 

また嫌な夢を見てしまった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

藤沢「求人雑誌を買いに行こう」

 

 

 

 

サンクスへと向かった、

 

 

家から一番近いからだ。

 

 

 

 

 

 

何か面白そうな仕事ないかなぁ。。

 

 

 

 

 

 

やりがいのありそうな仕事

 

 

 

 

それが一番の目標だけれども、

生活費はある程度稼がなきゃいけないジレンマ。

 

 

 

 

週5にするか、

メインを決めて、昼夜の掛け持ちも考慮にいれるか。

 

 

悩む・・・

 

 

 

 

そして、

求人雑誌に書いてあることは、嘘も多いから気をつける必要があるんだ。

 

 

 

 

 

 

求人雑誌とは

 

 

かつて存在した

フロムエーやanなどを代表とする仕事を探す為の雑誌。

 

 

新卒などの就職活動目的とは全く異なり、

短期のバイトやパート、飲食、工事、歩合制の営業、デスクワーク、水商売など、スーツを着ない仕事も多く記載されている。

 

 

インターネット普及以前は、

新卒者向けの各種就職ガイドが発行されていたが、現在ではほとんどなくなっている。

 

 

配布ルートはスーパーやコンビニなどの店頭など、

販売はキヨスク(鉄道駅売店)、コンビニエンスストア、書店、大学生協などで100~200円前後。

 

 

 

 

 

 

募集内容の話しと違うというパターンはある。

 

 

”技術部募集、未経験OK 優しく教えます!”

と書いてあっても、実際は営業に回されて厳しく教えられたり、

写真が凄く楽しそうで40万円可能!などと豪華に書いてあっても、

フル歩合制で実際は月5万円で金額に大きな差があるなど。

 

 

そういう事は、友人の古田が教えてくれた

古田は広告の仕事をしているから、色々な業界の話しを知っている。

 

 

僕が鉄板焼き屋を見つける前に、落胆しないよう事前にアドバイスをくれた。

イイ奴だ。

 

 

 

 

 

 

パラパラと雑誌を眺める

 

 

 

 

 

藤沢「う~ん・・・・」

・・・・悩みながら4日が経過した時だった

パラッ・・・

「こ、これは!」

 

 

 

 

藤沢、

 

 

 

 

 

 

マッサージ師のアルバイトを見つける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

このサイトをフォローする!