【大阪代表】隠されてきた圧倒的なハングリー精神! 初出場の大阪偕星学園がアツい!

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http://gassan-life.com/

  全国高校野球選手権大会(6日開幕)が迫っている。

地区大会を勝ち抜いてきた誇りをかけ、各代表チームが熱戦を繰り広げることになるのだが、大阪から初出場の大阪偕星学園がすさまじくアツいのでご紹介したい。

まず全国の高校野球ファンが驚くことになったのは大阪大会の準々決勝。全国制覇候補の大阪桐蔭を大阪偕星学園が破った。この速報によって一気に注目が集まることになる。すると全国から大阪偕星学園のHPにアクセスが集中。サーバーがダウンするという事態へと発展しさらなるニュースが駆け巡ったのだ。

あの大阪桐蔭を破るとはいったい何があったのか。と当時すぐには信じられなかった人は沢山いたと思うが、実際の大阪偕星学園vs大阪桐蔭 ダイジェスト(2015夏/大阪府大会・準々決勝)の映像を観て欲しい。

大阪偕星学園の勝利がミラクルではなく、いかに強いか、その1プレー1プレーをみれば納得ではないだろうか。

 

■大阪偕星学園vs大阪桐蔭 ダイジェスト(2015夏/大阪府大会・準々決勝

 

 

 この好投手に強肩の捕手、背番号7の1番打者を筆頭に鋭い打撃をする選手たち。

調べることで分かる猛練習の賜物とはいえ、体格や動きを見ても、明らかに高校のトップ選手たちである。いったい、彼らはなぜこの学校に集まっているのか。不思議ではないだろうか。

 

■ワルであったために甲子園常連校に行かなかった、中学時代の有名選手たち

「“ワル”が一つにまとまって甲子園出場。面白い存在になるかもしれないね」

 さる関西担当スカウトがこうつぶやいた。

(中略)

部員には、天理をやめて編入してきた右腕の姫野(3年)をはじめ、中学時代は広く名前が知れ渡る一方、素行が悪くて強豪校が次々と手を引いた者が少なくない。山本監督はそういう“ワル”を猛練習で鍛え上げた。『大阪桐蔭よりも練習した』と豪語し、実際に夜中まで練習していたからね」

(引用:http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/162298/1

 

理由は中学時代の素行問題、そして彼らを集める山本監督という名監督の存在があった。

こうして猛者たちが集まり、時に24時を超えるほどの猛練習によって、猛烈に鍛え上げられてきたのだ。

※一般的な高校の練習は20時~21時には終わる。

 

■捕手は大阪桐蔭に行けなかった猛者。そして準々決勝での勝利と決勝打が誕生した

大阪偕星学園、6回に転がり込んだ初甲子園/大阪

決勝点は主将の田端拓海捕手(3年)の“ミラクル打”だった。6回1死三塁で一塁線に執念のスリーバントスクイズ。転がったときはファウルゾーンだったが「入れ、入れ」と念じると、スピンがかかった打球はフェアゾーンに戻ってきた。

 兄良基さんは大阪桐蔭で藤浪(阪神)と同期の甲子園春夏連覇メンバー。田端も兄と同じ道を希望したが、かなわなかった。知人の紹介で大阪偕星学園へ。山本監督とは「雑草でも一緒に桐蔭を倒そう」と約束し合った。「監督が、泣いているのを見たのは初めて」と田端。入学時の誓いを果たし、初の聖地へ乗り込む。

(引用:http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1516036.html

 

やはり捕手も只者ではなかった、強くなるべくして強くなったチーム。

そして8月4日、隠されていた彼らのハングリー精神について山本監督が告白した。

 

■隠されてきた圧倒的なハングリー精神

大阪偕星学園「貧乏でも野球は勝つ」山本監督“窮状”赤裸々に語る

同校野球部はこれまで用具メーカーを通さず、ユニホームや道具を購入してきた。「ダイレクトメールで来る“廃盤”を使ってました。去年のデザインで在庫処理になるものを格安で売ってもらっていた」と山本監督。練習用のユニホームは上下500円、試合用でもストライプ柄にKのマークが入ったもので上下1万円。スパイクは980円だ。

(中略)

そこには山本監督のある理念がある。「スポーツってね、国籍、肌の色、お金持ち、貧乏とか関係ないんですよ。野球がうまい奴が勝つ。貧乏でもお金持ちに勝てるんです。野球をしてるときくらいは、子供たちにそういう夢を見させてあげたい」。

(引退:http://news.livedoor.com/article/detail/10428344/

 

 身体能力が高くても、周りがワルになりやすい環境であったり、金銭面での苦労によって道具等が買えず、劣等感からワルになる事もある。その結果、スポーツから離れることになり、全国レベルでの活躍ができなかった選手は過去にも現在にもきっと沢山いるはずだ。今回、大阪偕星学園のことを、漫画 『ROOKIES (ルーキーズ) 』のようだという人もいる。

山本監督の情熱と猛練習によってタフなメンタルと共に力を伸ばしてきた大阪偕星学園というチームが、どんな活躍をするのか。

彼らのプレーに注目せずにはいられない。

 

 【参考】

■大阪桐蔭を蹴散らした 「大阪偕星学園」の掛け値なしの実力

 

波乱万丈すぎる高校野球監督・山本晳(大阪偕星学園)アウトロー監督の逆襲~

「芯から腐ってる子なんかいません。環境だけ。ただ、子どもは完全に見透かしますからね。こいつは本気でくるヤツかどうかって。だから子どもになめられない心を持っていないと教育なんかできない。だけどそこで本気で関わってくれる人に触れれば、心が変わって態度も変わってくる。先生が本気になれば生徒も本気になりますよ」(山本監督)

(引用:https://gunosy.com/articles/RXbGT

 

(文・編集部)

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