【東アジア杯、日本1-2北朝鮮】日本代表DF槙野智章(28)「結果的にフィジカルが相手より劣ってしまった」
(日本×北朝鮮 1 2 ゴールハイライト【サッカー日本代表・東アジアカップ】)
槙野 智章(まきの ともあき)
身長 182cm 体重 77kg
槙野「2失点目は競り負けた」パワープレーに屈す
<東アジア杯:日本1-2北朝鮮>◇2日◇中国・武漢
日本代表DF槙野智章(28=浦和)が、相手の長身FWへのパワープレーに屈し2失点を喫した。
(中略)
後半30分以降は、防戦一方の展開になり「入りは良かったのに後半苦しくなってしまった。結果的にフィジカルが相手より劣ってしまった」と反省していた。
(引用:http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1516991.html)
8月2日、中国の武漢で開催している東アジア杯に臨んだ日本代表。
初戦で北朝鮮代表と対戦しましたが1-2の逆転負けとなりました。この試合でフル出場していた浦和レッズのDF槙野智章が、「結果的にフィジカルが相手より劣ってしまった」というコメントをしていた訳なのですが、選手個人の問題だけではなく、そもそも日本代表としてこの大会に臨む準備が不足しておりチーム全体としてフィジカルの状態を十分に上げられていなかったという問題もありそうです。
ハリルジャパン初黒星 女子に続き北朝鮮に連敗
動けない-。ベンチに座り込み、1分、2分、3分…。広報担当と通訳にテレビインタビューへと促され、ハリルホジッチ監督はようやく立ち上がった。就任5戦目での初黒星。連勝発進し、「今年は美しい年にする」と意気揚々と年内無敗を掲げていたはずが、6月のシンガポール戦の引き分けに続き、格下相手に逆転負け。ロシアへの長い道のりに、にわかに暗雲が立ち込めてきた。
(中略)
そして会見は緊迫した。「試合後は言い訳はしない」と話していたハリルホジッチ監督は、「3日前に武漢にたどりついて、1回のトレーニングしかしていない。しかしながら相手は何週間かの準備期間があった。それが決定的な違いを生んでしまった」と、大会直前の7月29日まで試合を開催したJリーグの日程を敗因に挙げた。
(引用:http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2015080302000132.html)
ハリルホジッチ監督は、この大会に向けての準備期間があまりにも不十分であるとコメント。これが事実であれば試合でフィジカルの状態が良くないまま望む事になります。フィジカルの調整不足が敗因の1つだといっても決して過言ではないでしょう。しかし一方で、 フィジカルが後半落ちた原因について、槙野選手は縦への速いサッカーという戦術こそが激しいスタミナ消耗になっている。というようなコメントをしているのが気になりました。
北朝鮮に逆転負け。個の成長を誓う槙野「これで逃げていても仕方ない」
今後の修正点としては「90分タテに速いサッカーっていうのはあまりにも不可能」と認めた上で、「ゆっくりする時間帯とタメを作る時間っていうのは必要かなと思います」と語った。
「監督はタテタテと言うけど、もう少し幅を利かせたプレーだったりとか、ボールを動かすこと、時間を作ることを、僕たちが後ろから指示を出すことも必要なのかなと思いますね」
今回の敗戦の反省点として後半のスタミナ切れによるフィジカルのダウン。
縦の速さだけではなく、メリハリのある攻撃をすることで、より点を取りやすくすると同時に、チーム全体としてもスタミナを90分持たせること(フィジカルを維持する)が可能になるのでは。という槙野選手としての鋭い意見です。
そもそも準備期間がしっかりとれていれば、この戦術で90分戦い切れるフィジカルは日本代表にはあった。という見方も当然できると思いますし、3日前に到着という過酷な調整状況から、チーム戦術も臨機応変に対応するべきだった。という見方もありそうです。
韓国戦、中国戦と、まだまだ続く東アジア杯、フィジカルの視点から引き続き注目です。
(文・編集部)