【逆輸入】「けん玉」が欧米で格好いいスポーツ「KENDAMA」としてブレイク中
浜辺で外国人の女性が美味しそうなチョコミントアイスのダブルサイズを手にしていると思ったら、それは、けん玉でした。
欧米で進化「けん玉」逆輸入 国内で人気再燃、製造追いつかず
十字の剣(けん)に丸い玉。大正時代に日本で形作られた伝統玩具「けん玉」が、欧米で「格好いいスポーツ」として発展、インターネットの投稿動画を通じて拡散した。「KENDAMA」は逆輸入され、国内でも楽しむ人が増えている。(日野稚子)
KENDAMAの投稿動画は日本の若者も魅了。「フリースタイル」「エクストリームけん玉」として逆輸入された。20代、30代の男性がブームを牽引(けんいん)するが、誰もが見られる投稿動画の波及力は世代の壁を越える。
都内の小学2年、村上拓くん(7)も魅了された一人。母親の佳代さん(41)は「上達法を探して動画検索中にフリースタイルを知った。運動には関心を示さない子だが、けん玉イベントには行きたがる」と笑う。
東京・秋葉原のヨーヨー専門店「スピンギア」では国内外の10ブランド計100種以上のけん玉を取り扱い、月に1度、交流会を主催する。流行アイテムとして取り組む若者のほか、「集中力や体力養成になる」と数十年ぶりにけん玉界に復帰した人もいる。
日本ではまだまだ古くさいものというイメージがあるけん玉。
それが現在、ストリートパフォーマンスやエクストリームスポーツの1つとして海外の若者を中心に広まっているようです。
日本でも逆輸入のような形で徐々に盛り上がっており、秋葉原のヨーヨー専門店がけん玉を取り扱わなくてはいけない事態に発展。
けん玉の技は300種類以上といわれ、厳密には動作の組み合わせ次第でいくらでも技を編み出せると言われており、YouTubeを探索するとKENDAMAいう表記で動画がいくつもアップされていました。
■日本人KENDAMAプレイヤー動画
「コミュニケーションツールになっている・・・かな」by Iijima Hiroki
(ijima Hiroki : Portrait of a Kendama Samurai)
■アメリカでのコメント
ヨーヨーがスケートボードと同じように”クールなもの”と考えられているのにも関わらず、けん玉は日本では古くさいものと考えられているというのは興味深い話だ。我々がアメリカでヨーヨーの為にやっていることを彼は日本でけん玉の為にやっていると考えると感動するね。(ヨーヨー専門サイト)
こちらの動画は日本の有名けん玉パフォーマーZoomadanke(ず~まだんけ)』の1人、飯嶋 広紀さん。
流れるような動きがカッコいいのはもちろんですが、和を感じる景色と静寂な中での鳴るけん玉の玉と皿が当たる、カッ、カッ、という木の音は渋くて癒されますね。
街中では日々、暇さえあればみんなスマホの画面を見て眉間にしわを寄せている訳ですが、
コンパクトなけん玉をバックに忍ばせておき、ふと道端でけん玉をはじめたら、今の時代の暇つぶしとしてはオシャレかもしれません。
スマホ画面を凝視してパズドラで10連コンボ決めても誰も気づかず声もかけられませんが、
浜辺や路上でけん玉なら、君、それカッコいいね、上手いね。と笑顔で声をかけて貰えるかもしれません。
もしも、もしもです。
さすがに無いかもしれませんが、その声をかけてきた相手が、万が一自分のタイプだったら・・・。
「けん玉から始まるラブストーリー」
これ、あると思います。
(文:編集部)