【鍼灸師(しんきゅうし)に訊いた】デスクワーカーを救え!疲労を蓄積させない為にすぐやるべき事とは?
平日の疲れがまったく取れず、休日はほとんど寝ているだけという方は少なくないだろう。
もはやこれは現代病の一種と言えるのではないだろうか。
そこで鍼灸師に原因を尋ねると次のような回答が返ってきた。
まず、鍼灸師(しんきゅうし)とは
引用:鍼灸師と呼ばれますが、法律上、鍼灸師の資格は「はり師」「きゅう師」に
分かれています。免許も別々の資格ですが、ツボを刺激するという基本概念や取穴技
術など共通手技が多いことから養成過程も同時に進められ、試験も同時の申請が可能
なので、鍼灸師と呼ばれる人達の殆どが「はり師」「きゅう師」両方の免許を持って
います。
「鍼灸師について」
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hakuyoudou/sinnkyusinituite.html
鍼灸師(しんきゅうし)の回答:
「筋肉に過剰な負担が掛かると、エネルギー効率が悪くなり、“疲れやすい”“やる気が出ない”などの症状が出る。本来、背骨とは横から見たときにS字を描くものですが、デスクワークなどをすると猫背になる。そのため疲労が蓄積するんです」
姿勢を変えるだけで、疲れがとれるのならすぐにでも実践したい。
簡単にできそうな改善策を挙げてもらった。
■パソコン画面の高さを調節する
まず、ノートパソコンを使用する場合は、場所によって椅子やテーブルの高さがまちまちである。
その場合、身体に適さない組合せが発生し、大きな負担をかけるケースが多い。
そこで、本を重ねて高さを調節すると、かなり肩が楽になる。
具体的には首を下に下げない程度に適切に調節すること、きっとすぐに改善効果を得られるはず。
仕事の場所を選ばないフリーランスやノマドワーカーなどは特に気を付けたいポイントだ。
■頭を後ろに引いてあげる
社内デスクワーカーも含めもっとも陥りやすい姿勢が猫背。
これが長時間、連日継続すると、やがて身体に強烈な痛みを覚えるようになり、
首が左右に振れなくなるほど重症となる場合がある。
鍼灸師は言う、
「頭を後ろに引いてあげることが重要。顔を真正面に向けて、軽く胸を張ると効果的です。
長時間同じ姿勢でいると、筋肉が固まってしまうので、1時間に1度は休憩をとって、この動作を含めた軽い全身ストレッチをすると良いでしょう」
カフェで本を使い高さの調節、定期的なストレッチ、
過酷なサイバー時代を駆け抜けるデスクワーカーにとって、これら筋肉を意識した改善方法は、必須スキルと言えるだろう。
(文:筋肉バカドットコム)