【ドラフト】兵庫のゴリマッチョ、三田松聖高校の稲富 宏樹(捕手)がオリックスに育成1位で指名される

<育成1巡目>稲富 宏樹 (いなとみ ひろき)

【生年月日】 1999年4月27 (18歳)
【身長・体重】 178㎝ 88kg
【位 置】 捕手
【所 属】 三田松聖高校

 筋肉を鍛え上げることで逆境を乗り越え、運も自ら引き寄せていったのかもしれない。今回はオリックスにドラフト育成1位で指名された兵庫のゴリマッチョ・三田松聖高校、稲富宏樹選手をご紹介したい。ドラフトで指名したオリックスのスカウトからは「捕球から送球への動きがスムーズで二塁送球1.8秒台を計測。スローイングは肘から先の柔らかさ強さがあり、打撃でもパンチ力が魅力の選手」と評価されている。

 

■兵庫)育成枠でオリックスへ 2高校生が意気込み

 プロ野球ドラフト会議の育成枠で、オリックスに指名された三田松聖高校の捕手・稲富宏樹君(18)と神戸弘陵高校の投手・東(あずま)晃平君(17)。26日夜、それぞれ学校で会見し、プロに入る喜びと意気込みを語った。■三田松聖・稲富宏樹君 「夢の舞台に挑戦できる。みんなが応援してくれてうれしい」。三田松聖高校の稲富宏樹君は、校内のテレビで母の千絵さんや学校関係者らとドラフト会議を見守った。育成枠で名前が報じられた瞬間、喜びを爆発させた

(引用:http://www.asahi.com/koshien/articles/ASKBV7RTMKBVPIHB04T.html

 

■紫外線アレルギーの球児 「ボール見えない」泣いた日も

 順風満帆な野球人生ではなかった。高校入学後、日光を浴びると体調が悪化する「紫外線アレルギー」を発症した。天気によっては動くのもしんどい。練習を休まざるを得ず、葛藤してきた。「自分は主将なのに」「お前が主将なら、みんな納得する」と言われ、腹をくくった。

 持病と向き合えるようになったのは、それからだ。アレルギーを持つ選手として、どうしたら最大限の力を出せるか考え、やむを得ないときは素直に休んだ。千絵さんが様々な治療を調べてくれ、症状も以前よりは落ち着いた。(引用:http://www.asahi.com/koshien/articles/ASK6M7RD2K6MPIHB02F.html

 

 稲富宏樹選手は、「紫外線アレルギー」を発症していたという。これは一般的には問題のない量の紫外線を浴びただけで、皮膚や目に腫れや湿疹、かゆみなどのアレルギー症状が発生。また、意識が遠のくこともあり、試合参加が困難となる場合も。バーチャル高校野球の記事によれば、「ボールが見えない」と紫外線アレルギーの影響の大きさに一時は泣いていたというエピソードも。しかし、テレビ番組で3年時には症状が軽度になったと思える発言をしており、夏の大会で活躍。もともと注目されていた強肩・強打の才能とアレルギー症状の改善傾向、そして地道にビルドアップされた筋肉量によりオリックスは「この素材ならプロでもいける!」と指名を行ったに違いない。

 

 炎天下の紫外線量MAXの高校野球とはちがい、一軍のプロの球場ではナイターやドームなど、紫外線が少ないケースは多い。育成から這い上がっていくことで、より万全な体調に近づいてパワー増加は必至。いったいどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみである。

(文・編集部)

 

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