これは必見!石井直方教授が「運慶」ファンクラブサイトで行っている仏像筋肉解説が超熱い!
(出典:http://unkei2017.jp/gakuen/ishii)
仏像を「革新」した天才仏師「運慶」
運慶(うんけい、生年不詳(1224年1月3日))は、平安時代末期、鎌倉時代初期に活動した仏師。運慶は、奈良市・興福寺を拠点に活動していた奈良仏師康慶の子であるが詳しい生い立ちは分かっていない。(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/運慶)
現在、東京・上野の東京国立博物館で開かれている特別展「運慶」(11月26日まで開催)。この特別展「運慶」の開催を機に、仏師・運慶についての知識を掘り下げ楽しむ、ファンサイト「運慶学園」なるものが登場している。このサイトを見てみると「この特設ページ内で、随時コンテンツをアップしています」と説明がされているのだが。そこにまさかの筋肉レジェンドである、東京大学大学院教授・石井直方氏が登場していた。
石井直方教授は筋肉レジェンド中のレジェンド、トレーニーなら知らぬものはいないほどの研究実績、筋肉のことを知り尽くした日本屈指の筋肉ティーチャー、筋肉大教授である。そしてその石井教授が、な、なんと! 国宝級の仏像の筋肉を丹念に解説しているのだ。これは必見ものなのでご紹介したい!
■1時間目・体育「天燈鬼・龍燈鬼の筋肉を科学する」
天燈鬼・龍燈鬼の筋肉はかなりリアルです。前腕の形などは、普通にトレーニングしたのではなく、ねじる、ひねるという力が強い筋肉の付き方をしています。(中略)
足の指も、しっかり地面をつかもうとしているようです。足指把持力、足の指で地面をつかむ力が弱くなると、姿勢の安定性が悪くなり、転倒しやすくなることがわかってきています。地面をつかむ足指の力はとても大事です。 上半身も背中、広背筋がよく鍛えられています。引き付ける力が強い証拠です。そのためには懸垂が一番ですね。
1時間目・体育と称されたこのページの内容をご覧頂きたい。
完全にガチである。
国宝級の仏像の筋肉を手に入れるには、ケトルベルなど、バランスがとりずらく手首やヒジなども鍛えられるトレーニングの必要性を説明するほどの丁寧さだ。
■2時間目・体育「体育番外授業 天燈鬼・龍燈鬼はロシア人? 大相撲・石浦将勝さん」
(出典:http://unkei2017.jp/gakuen/ishiura)
さらに特設コンテンツは2ページ目も用意されており、国宝、天燈鬼・龍燈鬼の筋肉に近しいのは現役力士の石浦将勝さんではないかと説明。そして石浦将勝さんも登場し、トレーニングに対する考え方、取り組み方も語っている。なんというリッチコンテンツなのだろうか。
特別展「運慶」開館時間延長 入場者40万人超す
東京・上野の東京国立博物館で開かれている特別展「運慶」(朝日新聞社など主催)の入場者数が40万人を超え、14日に記念セレモニーがあった。好評を受け、閉幕の26日を含めて最後の5日間は午後9時まで開館することも決まった。
アニメファンにも人気、運慶が800年にわたり人の心をつかむ「すごさ」とは
「作品から発する存在アニメファンにも人気、運慶が800年にわたり人の心をつかむ「すごさ」とは「作品から発する存在感と、生き生きした生命力ですね」その作品のすごさをこう話すのは、今回の展覧会を開催した東京国立博物館の浅見龍介さんだ。(引用:https://dot.asahi.com/aera/2017110900046.html?page=1)
このサイトの元となるイベント、特別展「運慶」はすでに入場者数が40万人を超えているとのこと。運慶の天才的な技術力はもちろん、筋肉造形から放たれる生命力や美しさ、神秘性に多くの人が惹きつけられている。お時間がある方は、石井教授の解説を脳内にインプットしながら、是非鑑賞に行ってみてはいかがだろうか? 目指す理想の肉体がそこにあるかもしれない。
若い日の石井直方と高西文利(マルヤジムHPより)
進路に迷う高西氏に「故郷でジムをやってウェイトトレーニングに恩返しすること」を勧めたのが石井先生だった。
私達はウェイトに恩義がある筈だ。だから敬意は忘れちゃいけない。力や裸や知識を誇示してドヤる道具ではない。思い上がってはいけない。 pic.twitter.com/rQFAKnuztE— ウェイト屋 (@floorpress) 2017年11月10日
(文・編集部)