ファッション評論家のドン小西は何故、筋肉という最高のファッションの存在に気づけなかったのか。
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— シャアド@(‘A`) (@syaado5243) 2017年1月8日
小西 良幸(こにし よしゆき)
生誕 1950年10月9日(66歳)
職業 ファッションデザイナー
■ドン小西、資産60億から借金15億へ…“しくじりコレクション”開幕
ファッションデザイナー・ドン小西氏が、テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』新年最初の放送となる23日(後7:00~9:48)の3時間スペシャルに出演する。現在、ファッション評論家としてワイドショーなどで活躍している小西氏。(中略)しかし、“自分のセンスは絶対に正しい!”という過剰な思い込みが原因で、一時期60億円あったはずの資産は泡のように消え、借金15億円を抱えるハメに…。自身のブランドだけでなく、実家も売却。
1月23日に放送される、テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』3時間スペシャルにファッションデザイナー・ドン小西氏(66歳)が出演する。番組内では「自分のセンスは絶対に正しい!」という思い込みによって転落していったメカニズムを語る。ドン小西氏は自身のブランドだけでなく、実家も売却することになり、精神的にもうつ状態となった上、離婚を経て孤独な生活を送っているという。その経験から得た人生の教訓を語る。
■ドン小西は何故、筋肉という最高のファッションの存在に気づけなかったのか
29歳で会社を作り、バブルの波に乗ったドン小西氏のアパレル事業はグングン成長をしていった。しかし結末は前述のとおりである。この転落劇については、他の番組でも何度も語られており、すでにご存知の方も多い。
だが、今回の放送のわずか2ヶ月前、2016年11月15日 に放送された フジテレビ 「バイキング」坂上忍ナビのコーナー『推理!芸能人の自宅』に出演した際、ドン小西氏は「俺のデザインに対して市場がついてこれなかった。デパートもセンス無い。雑誌はアンポンたん。マーケットが間違っていた。何でイタリア人に生まれなかったんだろうか」と当時の転落は周りのせいだったと言わんばかりにコメントしていたことが判明したのだ。これは驚くべき事であり、本質的にはまだ「しくじり先生」で人生の教訓を語れる状態にはない。と視聴者に言われても仕方がない状況といえる。
■ドン小西氏は残念ながらトレーニーではなかった
ドン小西氏は残念ながらトレーニーではなかった。それが全てである。何故ファッション業界に何十年もいながら、筋肉という最高のファッションの存在に気づけなかったのか。ということなのだ。鍛え上げられた肉体があれば、Tシャツ・Vネック一枚、シャツ一枚で圧倒的な美しさが放たれることをトレーニーは知っている。もし、一流のファッションデザイナーだと豪語するのであれば、最高ファッションとは何なのかに気づかなければならない。そう、筋肉なのである。
ドン小西氏からは肉体を鍛えてきたというトレーニーとしての片鱗は感じられず、常にスーツでその自らのボディを隠す事に徹しているとさえ言えるだろう。ファッションとイコールともいえるボディへの気配り。自身の筋肉を鍛えて直し、ファッションの着こなしに磨きをかけてから、他人のファッションについてダメだしして欲しいものだ。もし、トレーニーであればウェイトトレの厳しさ、自身の弱さと対峙、プロテインを忘れた時にはトレ仲間が分けてくれるありがたさなどがあり、謙虚さを学ぶ事は多い。それがコメントに必ずにじみ出るものなのである。
■有吉弘行 ドン小西ら服装チェックに苦言 「一流の人は街ゆく人のファッション注意しない」
最後に、タレントの有吉弘行が、自身のラジオ番組内で鋭く苦言コメントを出している事はとても有名なのでご紹介したい。かつてオバマ大統領のファッションにドン小西氏が偉そうにダメ出しをした事がリスナーの投稿をもと読み上げられ、有吉は「一流の人は街ゆく人のファッション注意しない」と厳しく切り込んでいる。今後、ドン小西氏がジムに通いボディメイクを紳士にできるようになれば、きっと今までのようなブーメラン辛口コメントの繰り返しではなく、豊富な表現によって、より良いファッションを提案してくれるはずだ。
(文・編集部)