(出典:10 colleges selected for DirecTV NFL streaming service)
NFLが異例の“警報”筋肉増強作用で「メキシコ産と中国産の食肉は注意」
NFLと選手会は5日、全32チームに所属する選手に対して「メキシコ産と中国産の食肉を食べる際には細心の注意を払うように」と警告した。どちらの食肉にも筋肉増強作用のあるクレンブテロールが含まれている可能性があるためで、11月21日にメキシコシティーで公式戦(レイダース対テキサンズ)が開催されることもあって異例の“警報”を発令した。
(引用:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/05/06/kiji/K20160506012535240.html)
NFLがメキシコ産と中国産の食肉には筋肉増強剤の効果が見込まれるクレンブテロールが含まれている可能性があるために、注意するようにと呼びかけている。クレンブテロールは喘息のような慢性呼吸障害を持つ人に対して呼吸を楽にする目的で使用される事がある薬物だが、各スポーツ競技にてドーピングとして用いられないよう検査対象薬物にされている。
1980年代にクレンブテロールおよびその塩酸塩に成長促進作用があり、また食肉の赤身を増やす効果があることが分かり、畜産業界で、飼料に混ぜることが行われた。しかし、人体への副作用も大きいため、EUは1988年に、アメリカ合衆国は1991年に、中国は1997年に餌への添加を禁止した。しかし、中国ではいまだに豚の餌に違法にクレンブテロール塩酸塩を配合している例があり、中国国内ではたびたび中毒事件が発生している。
2011年6月9日、CONCACAFゴールドカップに出場したメキシコ代表選手5名は、薬物検査でクレンブテロールの陽性反応が出たため出場停止処分となっている。この事例においては、選手の食事にクレンブテロールを用いて飼育された牛肉か鶏肉が用いられたのではないかとの指摘された。(参考:サッカー、ゴールドカップで、メキシコの複数の選手にクレンブテロール陽性反応。)
中国の一部やメキシコでは使用を禁止したにもかかわらず、赤身の肉を増やすために違法に投与するケースが相次いでいるとのこと。アスリートの方は原産国が分からない外食など、特に気をつけていただきたい。
(文・編集部)
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