【ラグビー界の鉄人】とにかく、大野均選手がいったいどれだけ凄いのかを語らせて欲しい。
(出典:http://www.amazon.co.jp/)
大野均(おおの ひとし) 出身:福島県 郡山市
ポジションはロック(LO) 身長 196cm、体重 105kg
日本代表キャップは96で歴代トップ(2015年10月現在)
大野均選手(現在37歳)はラグビー界の鉄人、レジェンドである。大学からラグビーを始め、トップリーグの東芝に入団。日本代表として歴代最多出場記録を更新している。大学からラグビーを始めたと言っても、全国大会などを目指せる強豪校などではない。そこから実力を高め、トップリーグのチームに入るという経歴だけでもすごいのに、大野選手は日本代表に37歳となっても選ばれており、さらにスーパーラグビーのサンウルブズにもスタメンで出場している。とにかく、大野選手がいったいどれだけ凄いのかを語らせて欲しい。
■経歴の凄さ
まず経歴の凄さについてだが、これをわかりやすく言うと、野球のダルビッシュ選手が『大学から野球を始めてメジャーリーガーになりました』というようなものだ。トップアスリートの多くは小学生の頃にはその競技に触れており、トップレベルを走り続ける。ちなみに、ダルビッシュ選手は小学2年生の頃から本格的に野球をはじめている。
■スピードとスタミナの凄さ
また、大野選手は、抜群の体格でありながらスピードとスタミナも凄い。この異常さを例えるならば、サッカーの長友選手を196㎝ 105㎏にしたと想像してほしい。196㎝ 105㎏で長友のような俊敏さを持ち、フィールドを走り回っているようなもの。相手からしたら逃げ出したくなる迫力だ。プレースタイルも長友と同じく攻めと守りの両方で走り回り、献身的にチームの為に働く。
■頑丈な体と鋼の精神力
そして何より大野選手がすごいのは、頑丈な体と鋼の精神力である。ラグビーは怪我がつきものだが、37歳まで現役であり続けている。高校時代、”インフルエンザにかかっても新聞配達のアルバイトを続けた”、東芝への入団テストの途中、”肩を脱臼したがそのまま最後まで練習に参加した。”などの強靭逸話がある。まるで元広島カープ・元阪神タイガースで鉄人と言われた金本知憲選手(現在は監督)を思い出させる頑丈さと精神力である。
大野選手とは、大学から野球を始めてメジャーリーガーになったような経歴と、サッカーの長友選手のようなスピードやスタミナ、献身的なプレースタイルを持ち、さらに現阪神タイガース監督の金本監督のような頑丈さと精神力を兼ね備えた人物なのだ。大野選手のポジションは、チームの為に体を張ってボールを確保する「ロック」。是非その鉄人っぷりに注目してもらいたい!
(文・菊竹 祥平)