【厚生労働省】筋肉量が少ない高齢男性は、死亡率が約2倍にあがるという調査結果
筋肉量少ない高齢男性は死亡率2倍 免疫力低下が原因か
筋肉量が少ない高齢の男性は、死亡率が約2倍にあがるという調査結果を厚生労働省研究班がまとめた。筋肉量が少ないと全身が衰えて免疫力や抵抗力が落ち、肺炎など呼吸器の病気になる危険性が高まるためではないかと分析している。
(中略)
測定した人を12年間追跡。この間に197人が死亡した。筋肉量が40歳以下の標準値の8割より多い人と少ない人の二つのグループに分けて調べたところ、死亡率は年齢などほかの影響を除いても、少ない人の方が1・9倍高かった。
(引用:http://digital.asahi.com/articles/ASH2S36QYH2SULBJ001.html)
筋トレ好きで良かったー!というニュースです。
厚生労働省研究班によると高齢男性において、筋肉量が少ない事により死亡率が高まるという調査結果が出たとのことです。
死亡率が高まるポイントはこちらです。
■筋肉量の影響が高い死因は呼吸器系
・肺炎や慢性閉塞(へいそく)性肺疾患など呼吸器の病気が2・6倍高くなる。
・がんや脳卒中などでは有意な差はなかった。
これはつまり、呼吸するという能力は筋肉の影響大、筋肉の力のおかげ。という事ですね。
日々いつも無意識に呼吸をしていますが筋肉に感謝です。
もしこの先、年齢を重ねて最近疲れやすくて息切れしやすい。とか、
なんだか年齢とともに呼吸の通りが悪くなった気がする。と異変を感じたら、鼻炎や空調を疑う前にまずは『呼吸の力』である筋肉の存在を思い出し、日々自分は筋肉を動かしてきたのか、筋肉を意識しての生活をしてきたのか。
それを疑ってみた方がいいかもしれませんね。
「言われてみれば、全然運動してなかった!」と気付いたとすればチャンス、職場の椅子から立ってスーツ姿のままシャドーボクシングを始めて、漫画はじめの一歩などで有名なデンプシーロールの動きに入って頂きたい所です。
■参考:デンプシーロール打ち方解説 実演 The Dempsey Roll
最後に、この筋肉量少ない高齢男性の死亡率について調査された健康管理・増進センター所長の藤原佐枝子さんのコメントが大変素晴らしく、一切無駄がなかったのでご紹介します。
■健康管理・増進センター所長のコメント
「筋肉は何歳になっても鍛えて増やすことができる。日常生活の中で少しでも体を動かし、筋肉を維持してほしい」
はい。明日も筋肉を意識して動かしていきたいと思います。
筋トレと縁がなかった高齢の方が単純に「維持する」という意識だとやはり年々筋肉量と運動量が弱まりそうなので、「タンクトップのこのサイズが似合う身体を維持する!」や「ジムの会員さんに一目置かれる身体能力を維持する」などより1歩踏み出しての具体的なイメージで筋トレに取り組んでみては如何でしょうか?
(文・編集部)