【多忙なビジネスマン必見】この発想はなかった!「実戦を想定したトレーニング」のお手本が登場

 普段スポーツなど軽快な動きやスピード能力を大切にしたいトレーニーにとって、試合や実践を想定した質の高いトレーニングは日々学ぶべきですし、知っていればはずせないものです。とはいっても、マシンしかないジム環境などでは出来るメニューや行動範囲も限られてしまうもの。そのため、マシン系ジムのトレーニングならば、実践の想定はある程度捨てても仕方ないだろう。考えなくてよいだろう。というのは完全なる筋肉思考停止状態なのかもしれません。

 やはり筋肉視点、アイデア次第で自分が強化したい動き、つまり実践を想定したトレーニングの質というものはあらゆる環境でも高められるのではないでしょうか? 今回はそんなお手本の様な男性が現れたのでご紹介します。

 

■トレッドミルでスーツケースとバックを持ち走る男性

01 31 - 【多忙なビジネスマン必見】この発想はなかった!「実戦を想定したトレーニング」のお手本が登場

 この男性は、右手にスーツケース、左手に割と大きめのバッグを持ちトレッドミルマシンで走っています。これは旅行や全国を飛び回る多忙ビジネスマンの移動実践シーンを想定しているのでしょうか? もしそうだとすれば、かなり「実戦を想定したトレーニング」であり、お手本といえるでしょう。マシンに実践シーンをプラスしていく発想。仮にビジネスマンが新幹線や飛行機に1本乗り遅れれば、重要な打ち合わせやBIGチャンスを逃す事は実際にあります。

 筆者も過去、実際にフェリーに5分乗り遅れて、到着が翌日になってしまい2日がかりの重要スケジュールが大幅に変更になってしまったという苦い経験があります。もしあのとき、駅からフェリー乗り場までの移動を筋肉パラメータ全ぶりの倍速で走れていたら余裕で間に合っていたでしょう。

 

■両手がふさがれた走行はスピードがでにくく、安定性も低くなる

 それがたとえば自分のせいでなく、途中まで使っていたタクシーが道を間違えたことによる遅延など、何か不慮のトラブルがおきても間に合わなければならない時があるもの。誰かのせいにしても意味がない、取り返せないというリアルなシーンです。試合、計量、契約、恩人との別れの時など。とにかくその場への到着を間に合わせることが必須であり、それができる唯一残された己の手段(カード)は自らの肉体を使った高速移動しかない!アブ!アブ!アブ! (俺の)カラダもってくれよ!3倍界王拳だーーーっ! という状況はありえるでしょう。彼がもしも何かしらの営業マンならば、相当な成績を上げている猛者のはずです。

 

 

■イヤホンをしないトレーニングの実践性

 また、この男性がイヤホンをしていない点も見逃せません。通常、トレッドミルではイヤホンをして音楽を楽しみながら汗を流す人が多いものですが、この男性はイヤホンをしていない。つまり周囲の音を把握しながら走っているのです。これは地下鉄のアナウンスや空港の案内などを聞き逃さないで走れるという、より「実戦を想定したトレーニング」を行っていると言えるでしょう。スーツ(Yシャツ含む)を着用、革靴(滑りにくい裏底タイプ)の2点を合わせることでより走行の難易度は実践に近づけられますが、ジムルールを守り最大限のトレーニング効果を狙うようにしていきましょう。

※「実戦を想定したトレーニング」はジムの利用ルールを豪快にとび越える場合がありますので、持ち込み道具などを使う場合、ちゃんと利用ルールの確認やジムスタッフさんの許可を貰ってから行うようにしましょう!

 

(文・編集部)

 

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