筋肉の動きを科学的に解析、RIZAP × グンゼによる 最先端トレーニングウェア 「筋電WEAR」が誕生
9月26日、RIZAPはグンゼ株式会社と独自開発をし、着用するだけで筋肉の動きが可視化できる「筋電WEAR」の導入を開始したと発表した。「筋電WEAR」は、導電性の生地をセンサーとして内蔵したウェアであり、ウェア内部でセンサーとデバイスを連動させ、トレーニング中の筋肉へかかる負荷の状態を専用のアプリケーションからリアルタイムで確認することができるという。
【トレーニングウェア開発の背景】
従来の身体に貼るパッド等で測定を行った場合は、特定の体勢が取れず正確な測定ができないなどの問題が生じていた。そこで、近年機能性肌着素材の研究に力を入れているグンゼの技術力に着目し、RIZAPからの協力依頼により、「筋電WEAR」の開発に至ったという。「筋電WEAR」の開発は、両社の連携の下、膨大な研究時間を費やし、2年がかりで実現。
■ライザップのコメント
これまでは、「筋力トレーニング中の個別動作ごとに、どの筋肉にどの程度の負荷がかかっているか」という情報は本人の感覚でしか分からず、トレーナーもゲスト(お客様)の動きに対し筋肉の内部の状態まで把握する事はできませんでした。今回開発した「筋電WEAR」を着用することにより、日常のトレーニング環境において専用のアプリケーションを用いて、筋肉の内部の動きを可視化することが可能となりました。
「筋電WEAR」の活用により、「動かすべき筋肉が動かせているか」「負荷をかけたい筋肉に適切な負荷がかかっているか」「どのような姿勢のトレーニングがどの筋肉に対して高い効果を発揮できるか」などが簡単かつ正確に把握できるため、RIZAPのトレーナーが筋力トレーニングに関して、より科学的で正確な知識を得ることができます。また、個々の筋肉への負荷量が細かく数値化されることで、部分痩せをしたい方はもちろん、ケガやリハビリ中の方・高齢者の方にも安心して取り組んでいただける、局所的な負担をかけない、安全で効果の高い筋力トレーニングプログラムの開発をさらに行ってまいります。
■まずはRIZAPトレーナー研修に利用
今回導入した「筋電WEAR」は、まず第1弾として、RIZAPの全トレーナーが自己流のフォームではなく科学的な裏付けのある正しいフォームを理解し、ゲストに最適なトレーニング指導をおこなう一助とするために利用。RIZAPトレーナー研修およびトレーニングプログラムの開発における活用から開始するという。
「筋電WEAR」の活用を通じてトレーナー全員が筋肉の働きに関する科学的な理解をさらに深めることにより、より高い効果を生み出すトレーニングの実践につなげるとのこと。今後、「筋電WEAR」の発展の状況をみながら、RIZAPのゲスト(お客様)向けへの導入も検討していくという。
■「筋電WEAR」の特徴3つ
・機能:導電性の生地をセンサーとして内蔵したウェア。筋肉の動きが専用のアプリケーションで可視化できる。
・着用感:しなやかさと通気性を兼ね備え、着脱が比較的容易。
・アプリケーション:トレーニングで目的とする筋肉を使用できていたかを可視化し、科学的トレーニングの重要性を実感できる。
(文・編集部)