【UFC193】ホリー・ホルムが“絶対女王”のロンダ・ラウジーをKO(左ハイキック)で下す

 

■UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R 観客動員記録となる70,000人

ホーリー・ホルム 身長 173cm(アメリカ/UFC女子バンタム級7位・挑戦者) 

第2ラウンド59秒

ロンダ・ラウジー 身長 170 cm(アメリカ/UFC女子バンタム級王者)

 

絶対女王として君臨していたロンダ・ラウジー(28=米国)をホリー・ホルム(34=米国)が倒し新チャンピオンとなった。この劇的勝利に全米…だけでなく、世界中に衝撃が走っている。

 試合展開は、1R、柔道をバックボーンに持つロンダ・ラウジーが、強烈なパンチを出そうと前にでプレッシャーをかけるも、元プロボクサー、元キックボクサーというバックボーンを持つホリー・ホルムが、まるでアウトボクサーの様なステップで絶妙に距離をとりながら回り、ロンダ・ラウジーに上手く攻めさせない。そして、ホリー・ホルムは終始ステップで回ると思わせて、ふいに左ストレートやパンチのコンビネーション、エルボー、前蹴りなどを出し、前に出るロンダ・ラウジーの体力をカウンターの様な形で何度も奪っていく。有効打の数が違い、1R終了時でのお互いの体力の消耗差は誰の目にも明らかだった。

 

 2R目に入り、同じような攻防となる。攻めるロンダ・ラウジー、ステップで距離をとるホリー・ホルム。そしてふいにカウンター。そしてついにロンダ・ラウジーの足元がふらつき倒れこむ。スタミナがかなり危ういロンダが焦りながら立ちあがった所を、ホリー・ホルムは両手で押し自分の距離をすぐ作り、得意技のハイキックを出しクリーンHIT。そのままパウンドに入りKO勝利なった。作戦勝ちとも言えるこの攻防、劇的勝利にホリー・ホルム自身と観衆は沸いた。

新王者ホリー・ホルムの戦績はこれで10勝無敗となり、ロンダ・ラウジーはUFC初黒星で12勝1敗となる。

 

■ホーリー・ホルムの勝利後インタビュー

「凄くサポートされて、ここにきて。父、母、コーチに支えられてきた。家にいる母、チーム名がの皆が私を助けてくれた。彼女の組み技対策のたえに、これまでのどの試合よりジムに居続けた。レンジ、ステップ、ずっとこれまでのキャリアで磨いてきた」

(引用:http://mmaplanet.jp/52066

 

試合の様子が分かる動画をご紹介したい。

キックやカウンターを出せる距離にいれば十分であるホーリー・ホルムが有利に試合を運んでいるのが分かる。

■Ronda Rousey knocked out by Holly Holm – Full Fight Highlights

 UFCの歴史に大きな伝説が刻まれた。

 

(文・編集部)

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