【月刊トレーニング・ジャーナル】一流選手は「脳筋」ではない!科学的トレーニングを学ぶ
特集 腹筋と体幹
【引用】トップスイマーをはじめスポーツ選手の腰痛の治療・予防に取り組む金岡氏、クライアントのトレーニングや減量、姿勢改善などさまざまなニーズに応えてきた澤木氏に、両氏なりの「腹筋」の捉え方を聞いた。その上でどこをどのように鍛え、どう評価するかを伺った。また、島谷氏には試合中に起こったケガの症例をご紹介いただいた。腹筋はあらゆる動作に関わる部位だと再確認する内容だ。
■「脳筋」から脱出する
「脳筋」という言葉がある。
しかし、 いまの時代にスポーツで勝ち上がって行くためには、 あるいは自らの筋肉を鍛えあげるには科学的方法が必要であり、 特に一流選手になればなるほど、単なる「体育会系」 であってはならない。
「脳筋」から脱出するためには、 スポーツやトレーニングについて、科学的に学び、 考えることが必要である。
それは、究極の筋肉を目指すには必要なことなのだ。
『月刊トレーニング・ジャーナル』という雑誌が「ブックハウス・ エイチディ」という出版社から発行されている。書店ではなかなか販売されていないスポーツ医科学専門誌である。同誌は、 体の鍛え方について専門家が実践をベースにどう鍛えるかを示す特 集を毎号行っている。
■最新号の7月号の特集は「腹筋と体幹」
金岡教授は「腰痛予防のためには体幹筋を機能で分類し、評価に応じた適切なトレーニングが大切」だと述べている。島谷氏はバレーボールでは腹直筋にストレスがかかり肉離れが起こ るメカニズムやその対処法について語っている。澤木氏は具体的な写真を紹介しながら、腹圧を高め、理想の姿勢・ 体型にするにはどんなエクササイズをすべきかを語っている。
同誌の巻頭では、毎号「ある一日」と題し、 プロのコーチやトレーナーがアスリートに対してどのような指導を 行っているかを掲載している。7月号では箕面自由学園や神戸大学 アメリカンフットボール部で指導する坂口丈史氏のトレーニングの 模様を紹介。
このサイトの読者には、将来はスポーツ関係の仕事をしたい、 と思っている人も多いだろう。
そのために同誌には、 フィットネスクラブのトレーナーやインストラクター、 柔道整復師などの求人が掲載されている。
また、 トレーニング関係者が学ぶためのセミナーの案内も掲載されている 。
「筋肉」で仕事をするには、「筋肉」だけではダメだ。
【参考】
『月刊トレーニング・ジャーナルAmazon一覧』:月刊トレーニング・ジャーナル
「ブックハウス・エイチディ」 のホームページ:http://www.bookhousehd.com/
※同サイトから購読申し込みも可能だ。
(文・小林拓矢)