【絶世の美女・小野小町】平安女性が男性の視線を釘付けにしていた秘訣は、十二単(じゅうにひとえ)トレーニングにあった
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」 小野小町
絶世の美女とうたわれた小野小町だが、平安美人が現代と遜色ない美人であったかと言えばそうではない。
むしろ、おかめ顔の“ぷに子”こそが世の男性の憧れであった。
この時代の貴族の娘といえば、強飯(こわいい)や葛(かずら)を堪能するような質素な時代。
しかし、近年の研究結果をみると、チーズやバター、牛乳を不老長寿の薬として楽しんでいたことがわかった。
かの小野小町もきっと、洋食に近いものを楽しんでいたことであろう。
しかし、それと同時に“ぷに子”がなぜモテていたのかという疑問が残る。
もちろん、食道楽が栄華を象徴していたからという時代背景もあるだろう。
それに健康的なふくよかさがあれば、男性の視線は釘付けだ。
しかし、外に出ることも許されなかった“ぷに子”は言ってしまえば、ただのメタボリックなパンプキンガール。
理想的な女性なら、ほどよく美しい筋肉を持っていたはずだ。
そこで、筋肉バカはパンプキンガールがいかようにして男性の視線を釘付けにしていたのかを考えた。
これは現代にも通じる理論の一つである。
そもそも、太っているということは、決してただの脂肪の塊だと認識してはならない。
体重とは自然が与えてくれた負荷の一つ。
例えば、全身に重りをつけたトレーニングをしていると考えてほしい。
常にエクササイズしている状態なのだから、
実際に痩せたときの筋量はもともとの新進筋肉求道者と比べようもないくらいに隠れ筋肉が眠っている。
さらに平安女性は20キログラムほどある十二単を日常的に着ていたことから、かなりのマッスルエクササイザーであることがうかがえる。
日常的にカロリーオーバーの生活をしていたと仮定していても、これらのエクササイズを通して美しい筋肉を維持していたに違いない。
たゆまぬ努力を続けていたからこそ、彼女たちは平安時代を生き抜けたのだ。
小野小町が冒頭の歌のように自身の衰えに気づいて、慌てふためいていたような状態になる前に、
いま体脂肪率で悩んでいる方たちは十二単トレーニングで美しい筋肉を獲得してもらいたい。
(文:筋肉バカドットコム)