【甲子園】決勝、優勝するのはどちらのチームか!作新学院 (栃木) VS 北海 (南北海道)

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(左:作新学院 今井投手 右:北海 大西投手)

夏の甲子園決勝は作新学院 vs 北海 54年ぶりか、初の頂点か

 第98回全国高校野球選手権大会第14日は20日、甲子園球場で準決勝2試合が行われ、作新学院(栃木)、北海(南北海道)が勝ち21日の決勝に進出した。作新学院は春夏連覇を果たした昭和37年以来、54年ぶりの決勝進出を決めた。また、北海道勢の決勝進出は大リーグのヤンキースでプレーする田中将大投手を擁して準優勝した駒大苫小牧高校以来の10年ぶりの決勝進出となった。

決勝戦は21日、14:00からプレイボール。果たして優勝はどちらのチームになるのだろうか?

 

■投打に凄まじい底力を持つ作新学園

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 作新学院は打撃力が凄まじい。花咲徳栄(埼玉代表)、木更津総合(千葉代表)などの好投手がいるチームが相手でも狙い球を的確に絞り、ホームランなどでことごとく打ち抜いてきた。どんな投手でも3点以上をもぎとる打撃陣の好調ぶりは圧巻であり、準決勝では明徳義塾から10点を取っている。

 

 さらに守備では大会屈指の右腕エース今井がいる。多くの失点はない。最速150キロ台の速球とコントロールを武器にし、ここぞでは力を入れた投球モード(各球種のキレと速度を上げる)にスイッチする。ピンチでは奪三振で相手を封じ込める底力を持っている。準決勝では5回でマウンドを降り、決勝に向けて体力を温存してきた。決勝では全ての力出し切り、完投を目指してくるはずだ。

 

■相手が豪打でも、高い守備力と豪運で点を取らせない北海

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 エースで主将、大西投手と2年生キャッチャー強肩の佐藤を中心に点を取らせない北海。なんといっても、勝利の流れを引き寄せる豪運さを感じさせる。準決勝、豪打かつ圧倒的な選手層の厚さを誇っていた秀岳館(熊本)との戦いがそれを象徴させる。初回のノーアウト3塁のピンチになるも、俊足ランナーの盗塁を阻止、さらにワイルドピッチをするも、ホームベース上でタッチアウトにし奇跡的に無失点で切り抜けた。

 

 この豪運さは異常である。その後、秀岳館(熊本)は守備では有り得ないエラーを出したりし、その影響で攻撃面でも調子にのれない。大西の多彩な配給に翻弄されつづけ、終盤まで本領を発揮できずに苦しむことになる。結果、4-3で北海が競り勝った。決勝戦、北海の豪運は出るのか、そして作新学院をどう翻弄していくかに注目だ。

 

 

 

 

(文・編集部)

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