身長179cm、股下92cmモデル富永愛に学ぶ! コンプレックスを強みに変える生き方
こんなスタイルの良い彼女は、容姿で悩むことなんて絶対ないし、きっと生まれながらにして人生イージーモードなんだろうな、と思う方もいることでしょう。しかし、実は富永さんにだってコンプレックスや悩みがあったからこそ、辛い経験を乗り越えスーパーモデルの座を勝ち取れたのです。
世界で活躍するスーパーモデル、富永愛さん。身長179cm、股下92cmという驚異のスタイルの持ち主です。プライベートでは2004年にパティシエの男性と結婚、2005年には長男を出産しますが、2009年に離婚。シングルマザーとなります。出産後の女性は体質が変化したり、スタイルが崩れてしまったりするため、モデル復帰は難しいのではないかと考える人もいますが、富永さんは出産前と変わらぬスタイルで見事にモデル復帰を果たします。
■モデルという道を選んだ理由
http://www.fashionsnap.com/inside/ai-tominaga-15th/
【引用】自分が嫌いだった。でも、そんな自分がいやで、どうにかして変えたかったから。
幼少期から身長が高かった富永さんは、高身長であることがコンプレックスだったそうです。身長が低いことをコンプレックスに思っている人にとっては羨ましい悩みですが、女性としては「好きな男の子より身長が高いのは恥ずかしい」という、複雑な思いや、知らない人からすれ違いざまに「うわ、デカッ!」と言われることに傷付いてしまうものです。
しかし、富永さんの身長コンプレックスを受け入れるきっかけをつくったのが彼女のお姉さん。富永さんは15歳のとき、既に身長が175cmもありました。そこで、お姉さんは富永さんを雑誌の読者モデルに応募します。その結果、ティーン向け雑誌のモデルに抜擢され、彼女のモデル人生が始まります。身長が高いというコンプレックスを受け入れ、あえてそれに挑んでいったのです。
■モデルになるも、辛い経験は「山ほどあった」
http://mdpr.jp/cinema/detail/1289837
【引用】また、世界の舞台での辛い経験は「山ほどありました(笑)」といい、「ファッションは欧米の文化で、昔はアジア人が活躍出来るものではなく、『この壁を壊そう』というモチベーションで頑張っていました。ハートが強くなって、ちょっとしたことでは心が折れなくなりましたね」と告白。
昔から、人種差別をなくそうと叫ばれていますが、残念なことにそれは未だになくなっていません。特にアジア人は差別されます。人気の女性モデルほど、ショーに出る際に衣装を隠される・破かれるという噂話も聞いたことがありますよね。女性のいじめは陰湿です。いじめをした相手を鼻で笑うくらいの余裕を持てるハートを持てなければ、トップには立てないということですね。
■外見は内面を磨くとさらに美しくなる
【引用】「モデルは外見の世界だと思われるかと思うのですが、追求するとランウェイはモデルの内側からにじみ出てくるものが切り取られるんです。どれだけ綺麗な人でも中身が出てくる。どれだけ中身を磨いていけるのか、常に勉強です」
よく、内面は顔に表れると言われます。形から入るのは手っ取り早い方法ですが、
内面が伴わなければアンバランスですよね。内側から放たれる光こそが真の美しさと言えそうです。
■身体のコンプレックスと正面から向き合ってみよう
筋肉バカドットコムの読者の中にも、コンプレックスを持っている方がいることでしょう。
しかし富永さんのように、正面から向き合うことで、コンプレックスの原因や対策が見えてくる場合があります。
例えば、筋トレをしてもなかなか筋肉がつかない、自分の身体にコンプレックスに感じているとします。
その場合、今の筋肉がつかない自分という状態を正面から受け入れて解決方法を考えていきます。「筋トレいつもやってるよ!でも筋肉つかないんだよ!(ちゃぶ台返し)」という逆切れはいけません。
現在はどのような筋トレをしているのか、目指すスタイルを手に入れるべき筋トレをしているのか。自分に合わない筋トレをしていないか、または食生活に問題があるのではないか、などといった問題点を丁寧に1つ1つ確認することができます。
すると筋トレや食事のプランを練り直すことができ、理想の筋肉、スタイルへと変わることができるかもしれません。
本を読んでもインターネットで調べても良く分からないとか、ジムに通うのも忙しくて厳しいと感じたならば、たとえ短期間でもパーソナルトレーナーさんに親身に付き添ってもらって確実に筋トレや筋肉の理論を覚える!という選択もあります。
真正面からコンプレックスに向き合う事で、きっと今まで気づかなかった解決方法や、頑張ろうという精神的な強さが出てくるかもしれません。
■逆境に負けるか、勇気をもって強みするかは自分次第!
できれば目を背けたいと思ってしまう逆境。コンプレックス。しかし、コンプレックスに向き合う事で、自分自身の成長への第一歩が踏み出せます。コンプレックスに悩み続けてしまったら、コンプレックスを受け入れる勇気を持って、筋トレ理論の学習やモチベ―ションなどの強みに変えてみてくださいね。
(文:姫野ケイ)