『筋肉攻略本』が広まる？筋肉がゲームのコントローラになるテクノロジーが登場
もうサボれない。「筋トレ」しないとクリアできないゲーム
そんな筋トレを、もっとハッピーにするために開発された「Flexr」は、筋肉をコントローラーにしてゲームができちゃうというデバイス。これさえあれば、筋トレがさらに楽しくなるかも。
海外のクラウドファンディングサイトkickstarterにて、筋肉をコントローラーにしてゲームができる「Flexr」というアイテムが登場した。これによって、筋トレやエクササイズが今までより格段に楽しくなり、継続力が高まるのではとの期待が集まっている。
■楽しそうに筋肉を動かしてゲームを進めている男性
この男性は足の筋肉を動かすことで、楽しくキャラを動かし障害物を飛び越えている様子だ。そしてゲームを進めいてる。なぜ空気いすでなく、足首にパワーアンクルも巻いていないのか、小一時間問い詰めたいところではある。
■センサーを筋肉部位に貼り付ける
使い方は、簡単。指定された筋肉部位にセンサーをつけるだけとなっている。あとはその筋肉を動かすことでスマホやタブレットに映されたゲームのキャラを動していくのだという。敵の攻撃を、腕立てで避けるなどゲーム要素を増やせば運動や筋トレが楽しくできるというのは分かったが、この筋肉コントローラによっていかようにもゲーム難易度を上げられることによる可能性は非常に大きい事がわかってきた。
■ゲームとして自分が特定の筋肉部位を意識して動かせるかのチェックが必要になるはず
筋トレや運動パフォーマンスにおいて、特定の筋肉部位を意識的に動かせるかは非常に重要だ。意識的に筋肉部位が稼動しなければ理想の動きやフォームはどう頑張っても実現できないもののであり、このゲームもクリアできないことになる。ゲームを進める上で、その筋肉改善ポイントを自らが楽しく自覚することもできることになるだろう。これはゲームを超えた素晴らしい筋肉強化技術といえる。ゲームをやりながら、なんとしてもその部位を動かせるようになろう！ となるはずであり、チビッ子の間でもゲーム攻略本ならぬ『筋肉攻略本』が広まることは間違いないのだ。人類における筋肉リテラシーが、年齢問わず加速度的に向上する可能性を秘めている。
■ＶＲ技術との相性も抜群の予感
また、視界や体験をより現実に近づけるVR（ゲーム体験をさらに豊かにするバーチャルリアリティシステム）の技術との相性も抜群だと思われる。たとえば自宅にいながらVRゴーグルでジム内の空間に入り、みんなで合流。一緒にトレーニングを行う事ができる。また各自の筋肉がちゃんと動けているかも互いに目でチェックしたり、フォームのフィードバックをトレーナーからオンラインで貰うことも数年以内には十分可能になっていくのではないだろうか。この「Flexr」の初期ロットは、2017年4月に提供がスタートされるとのことだ。現在、価格は179ドル（約20,000円）となっている。
（文・編集部）
