3年に及ぶ少林寺での撮影、女性の視線から男性の美と謎を追い求める。写真家・大串祥子さんの出版記念展覧会「少林寺」 銀座・ヴァニラ画廊

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(写真家・大串祥子さん 2017年1月8日(日)~1月21日(土)出版記念展覧会『少林寺』 銀座・ヴァニラ画廊)

オフィシャルHP: http://www.shokoogushi.com

Twitter: @vostokintheair

少林寺にて、武僧として生きること。3年に及ぶ撮影で目撃した超人の世界。

 少林寺を訪れてまず驚かされるのは、若い僧侶が多い、ということである。いわゆるお寺から感じる「枯れた」感じがない。宗教施設特有の静かで厳かな空気の中にも、生命力がそこはかとなく漂い、活気がある。(引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/827250

 

 「少林寺の取材許可を取るのは大変でした」と語ってくれたのは『女性の視線から男性美と謎』を追い求めている写真家・大串祥子さんだ。大串祥子さんは3年をかけ、中国河南省の嵩山(すうざん)にある少林寺の撮影を積み重ねてきた。今回の写真集「少林寺 Men Behind The Scenes2」の出版を記念して、2017年1月8日(日)~1月21日(土)まで、東京都中央区銀座の「ヴァニラ画廊」で出版記念写真展を開催している。

 

 大串祥子さんは、今回のテーマ『少林寺』を撮影する前に、ドイツ軍の兵役をテーマに取材・撮影も行っている(作品「美少年」を出版)。ドイツ軍の時は10ヶ月、少林寺は3年の取材期間を要したとのこと。「ヴァニラ画廊」で行われている出版記念写真展では、「少林寺」とドイツ軍を取材した「美少年」の両テーマの写真を見ることができ、写真家・大串祥子さんの追い求める世界、体験を知ることができる。

 

■会場の中央には出版された写真集「少林寺」が置かれ、手に取ることができる

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 会場の中央には出版された写真集「少林寺」が置かれ、手に取ることがきる。展示されていないハイクオリティの写真群が収録されていることはもちろんだが、大串祥子さんのコラムも収録されており相当な魅力が詰まっている。現地で何を見たのか、そして何を感じたのか。朝の5時から極寒に耐えながら生活を共にする過酷な体験などが伝わってくる。

 

■現地への取材は何度にも分けて行った

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(写真提供・大串祥子)

 「3年間ずっとではなく、取材には何度にも分けて行きます。少林寺の取材許可を取るのは想像以上に大変でした。前回のテーマに続き、取材テーマの選定はただ男性社会であればいいという事ではなく、制服、階級などの条件がないとダメです。テーマの撮影にはお金も時間も使いますが、閉ざされた世界の美少年が好きだからできるのだなと思います」(大串祥子さん)

 

■僧侶のほぼ全員が武術を心得ている

 話によれば少林寺の僧侶達はほぼ全員が武術を心得ているという。彼らの体力や身体能力は、想像をはるかにこえているだろう。それは展示されている僧侶達の写真から感じさせてくれる。圧倒的な柔軟性や筋力を要するポーズ、また、なんと言っても空中を回転し重力に囚われることなく時間と空間の座標を自在に移動する「空」の動きをとらえた写真だ。

 

■筋肉に対する目が肥えているのは間違いない

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 大串祥子さんは、日々鍛錬を積み武術を磨く僧侶、「武僧」達の筋肉・身体性を3年もの間、目の当たりにしてきた。生き様、そして筋肉に対する目が肥えているのは間違いないだろう。イベント会場で写真集「少林寺」を購入すると、限定ポストカードが3枚プレゼントしてもらえる。是非会場でチェックしてみて欲しい。

――「僧に家はない。ここで死ぬまでのこと」(引用:『少林寺 』比丘ページより)

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(写真提供・大串祥子)

 

【会場】

東京・銀座 ヴァニラ画廊
104-0061 東京都中央区銀座八丁目10番7号 東成ビル地下2F

03-5568-1233

【会期】

2017年1月8日(日)~1月21日(土) 会期中無休

【開廊時間】

平日:12:00-19:00 土日祝:12:00-17:00

1月13日(金)のイベント時のみ、18:30まで営業

【入場料】

500円のみ(展示室AB共通)

 

(取材・文 遠藤大次郎 写真提供・大串祥子)

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