弾力性のある筋肉であと5本!イチローが通算安打数1位のピート・ローズ4256安打に迫る

出典:https://img.washingtonpost.com/

■イチローの“ローズ超え”は米国でどう伝えられている?

 マイアミヘラルド紙(3日付)は、「イチローのアンオフィシャル・ヒット・レコード(非公認記録)」という見出しで「イチロー自身もピート・ローズの記録に追いつき、追い越すことが米国では、日本ほど注目されていないことは知っている」と伝えた。

(中略)
 同紙の中でイチローは「日米の安打を足したものが記録とはいえないという人がいるのは理解できる。それはそれでOKだ。でももし僕の記録を見て、ヘイ、これは日米通算の記録だが、それにしてもすごいじゃないか、と言ってくれる人がいれば、それはそれでうれしいし、そうしたコメントに感謝したい」と話している。

(引用:http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20160610/bbl1606101700010-n1.htm

 

 弾力性のある筋肉を追求するイチローが日米通算で4251安打とし、MLB歴代通算安打数1位のピート・ローズ4256安打にあと5本と迫っている。ヒットを積み重ねるにはどれほど筋肉の事を考え、そして精神的なプレッシャーと戦ってきたのだろうか。今回はイチローの筋トレや、1本のヒットの重みが分かる見ごたえのある動画を2つご紹介したい。

 

■初動負荷理論で「弾力性のある筋肉」と「筋力の向上」を獲得していくイチロー

 2000年にバッティングフォームをさらに安定させるきっかけとなるエピソード映像。まず理想のフォームを実現する筋肉を得るためにスタートさせた初動負荷トレーニングの様子が分かる。リズミカルなマシン運動であり乳酸は抑えたこのトレーニングにより、イチローは体脂肪率は5%で70キロから78キロにUP、さらにヒットの確率を高める打撃フォームを獲得していった。

 

■圧倒的なヒットを打つ技術力、ヒットを積み上げる精神的な重圧

 この映像はイチローが圧倒的なヒットを打つ技術力や精神的なプレッシャーや難しさが襲ってくる事を生々しく語っている。日本にいる時に1年で200本というヒット数を目標にしていたが、170本を超えるとプレッシャーがやってくる。

 

 ゴロや詰まったポテンヒットなど、一見打ち損じに見えるようなヒットもすべて狙った打球であると言い、そのヒットを生み出す技術は他の選手や常識を凌駕している。「ストライクゾーンだけ打つ事が可能ならば、(世界中の)誰よりもヒットを打てる」と断言し、実際のメジャーの打撃練習でもそれは証明されている。

007 2 - 弾力性のある筋肉であと5本!イチローが通算安打数1位のピート・ローズ4256安打に迫る

 

005 2 - 弾力性のある筋肉であと5本!イチローが通算安打数1位のピート・ローズ4256安打に迫る

 

006 3 - 弾力性のある筋肉であと5本!イチローが通算安打数1位のピート・ローズ4256安打に迫る

 しかし、恐ろしいのは脳から筋肉への意思伝達力が高すぎるがゆえに、試合ではボール球の悪球にも筋肉が反応してしまうことだという。「ボール球を振らない方法」など、イチローは毎年悩み工夫しながらヒットを生み出し続けているのだ。

 

 

(文・編集部)

このサイトをフォローする!