~筋肉アプリ設計書~

筋肉アプリの設計については筋肉に任せておいた。

筋肉は考えてきた。

「これでどうか」

僕は答えた

「よし、これでいこう」 

筋肉はキズだらけになっていた。

しかしその理由は言わなかった。

僕も訊かなかった。




筋肉アプリは、走り出す




設計書の冒頭にはこう書いてあった。

 筋肉・・・好きか?




全てを読み終わった僕に筋肉は告げる。



「つまり、君が自らの筋肉を犠牲にすることで、結果的に多くの筋肉の価値を上げる事になるんだ」


 筋肉は続ける
 「でも大丈夫だ、最後には君も筋肉シナジーすることになる。遅れてみんなとシナジーするんだ」


僕は筋肉に訊く
「いつ、俺もみんなと筋肉シナジーできる?あまりにも遅くちゃ意味がないんだぞ!」 
筋肉は答えた

「それは僕も分からない。でも、少なくとも多くのシナジーが生まれる。とにかく、君はIQ2なりにできる事をやるべきなんだ」

「IQ・・・2・・・。」 

僕は設計書を頭に叩き込む作業に入った。

筋肉はなぜ筋肉なのか、
いつから筋肉なのか、そしていつまで筋肉なのか。 全てが難解だった。
でも時が経つにつれ、かすかに可能性が見えてくる。

IQが・・・4になっていたんだ

全ての解の根底にあるもの、それは筋肉だった。

鍛えれば発達し鍛えなければ衰える。

だから「衰えるならば鍛える価値はさほど無い」そんな風に時代は流れてきた。

筋肉とはそんな単純なものではないのだ。

筋肉は筋肉であるが、全てに影響しうる要素を持ったトリガーであること。




筋肉はトリガーであること



筋肉が後ろに立っていた

「フェラーリのデザイン、エンジン、シャーシ、タイヤ、どんなに素晴らしくても、”ギヤ”こんなに小さくてもこれが無かったら、走らないだろ?」


うん。



「誰もが素晴らしいものを持っているんだよ、でもギアの存在を忘れちまって苦労している」



それはつまり・・・ 




「筋肉だ」




「君は確か筋肉を肥大させようとしていた時期があったはずだ。

しかしそれは見事に失敗した。でもそれは結果的に良かったんだ。

君がバカであるが故に失敗した。仕事、生活、将来、そして筋肥大。

全てが空回りしていった。でもある日、

筋肉そのものに気づいた。筋肥大の上位に存在する部分だよ」

筋肉対話・・・・。 



「そう。筋肉対話だ。それが今、必要とされている。

”ギヤ”となりうる部分だ。筋肥大自体、決して難しいことではない、

方法さえも君は良く分かっていたはずだ。でもバカだから君は失敗した。

ギヤは持っていたが、デザイン、エンジン、シャーシ、タイヤ、全て持っていなかった」



「しかし今の君はそれらを手に入れにいく必要はないんだ。

設計書にも書いてあったとおり、君は筋肉シナジーの為に筋肉アプリを作るんだ」



それは分かっている。

僕の筋肉でご迷惑をかけてきたって事は忘れてはいないし、

筋肉アプリで、筋肉対話で償うつもりだ。

「よし、君に筋肉バカという名を与えよう」

2011年4月3日 筋肉アプリ現在開発中